都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で2月4日、梅にちなんださまざまな催しを行う「梅まつり」が始まる。
都立神代植物公園で咲くさまざまな梅。冬至(左)、八重寒紅(上)、楊貴妃(下)
同園の「うめ園」は古くから伝わる品種を中心に約70品種170本の梅を栽培し、2月上旬~3月上旬に花盛りを迎える。多くの梅の花が見頃となる2月20日~22日には、ガイドボランティアがうめ園を中心に園内の見どころを案内する「うめ園ガイドツアー」を行う(10時30分~、13時30分~)。
23日には園芸係長が講師になり、梅の伝統文化や江戸時代の名所などを紹介する講演会「江戸の梅見」を開催する(13時受付開始、13時30分~15時、当日先着30人)。
植物会館前広場(雨天時は室内)では2月11日、箏(そう)と篠笛のアンサンブルを披露する「うめコンサート」を開く(11時~、13時30分~)。同市にキャンパスのある桐朋学園芸術短期大学に在籍する芝有維さん(篠笛)と有馬美梨さん(箏)と金子昇馬さん(同)が梅をイメージした曲を奏でる。
期間中、うめ園周辺では温かい飲み物や土産を販売する「梅見茶屋」も臨時出店する(16時まで)。
担当者は「江戸園芸文化としての梅をさまざまなスタイルで楽しんでほしい。春の足音を聞きながら艶やかな風情を味わって」と話す。
開催時間は9時30分~17時(最終入園は16時)。月曜(祝日の場合は翌日)休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。3月1日まで(ガイドツアー・梅見茶屋は荒天中止)。