調布市仙川駅近くを流れる仙川沿いの菜の花が見頃を迎え、春の風物詩のスポットとして人気を集めている。
多摩川水系野川の支流で仙川駅北側の住宅街を流れる仙川。都営緑ヶ丘団地(調布市緑ヶ丘2)近くの弁天橋付近から数百メートルにわたり川辺に自生する菜の花が見頃を迎え、遊歩道に菜の花の香りが立ち上がる。シラサギがたたずみ、カモが泳ぐ姿なども見ることができ、近隣の住民などの人気のスポットとなっている。
遊歩道には散歩やジョギングをしている人も多く、休校で家にこもっていた中学生男子を連れ出し買い物途中に立ち寄ったという女性は「昨年の台風の影響かいつもより枝が細く小振りな気がする。このところ何となく気持ちが晴れない日々が続いているが、菜の花の黄色と新緑のビタミンカラーから元気をもらえた」と話し、男子は「初めて見たが、こんな近くにたくさん咲いていることに驚いた」と話していた。散歩していた男性は「次は桜の季節」と春の訪れを楽しんでいる様子だった。