緊急事態宣言が延長され、外出自粛が続く中、ペットたちにも変化が見られている。
深大寺に住むトイプードルのよもぎちゃん。1年前によもぎちゃんを家に迎え、特に長女との絆を深めた。休校で長女が家にいることから、おやつの時間が増え、体重も増えたが、一日中飼い主と過ごすことがうれしいのか、日中はテンションが高いため、夕方には疲れが見え、早めに就寝してしまうという。
共働き家庭で普段、留守番をしている調布市多摩川に住む猫のグレちゃんは、元々人見知りがあり、家族に対しても素っ気ない態度。持病を持っているため、薬を飲ませなければならないことも人嫌いにつながり、いつも遠くから家族を眺めていた。4月初旬から、テレワークにより日中も家族と過ごす日々が続く中、グレちゃんも少しずつ距離を縮め始め、家族を驚かせた。今ではそっと近づき、静かに膝の上に乗って喉を鳴らしながら甘えるようになり、家族を喜ばせている。
昼間は昼寝や静かに過ごしていた上石原の文鳥のくりちゃん。休校になり、子どもが家にいるようになってからは、興奮してチュンチュン鳴き、かごから出たいとバタバタすることが多くなった。手に乗って遊ぶ時間や放鳥タイムを増やすと、遊び疲れて、夜は暗くするとすぐ眠るように。さらに、休校が長引く子どもたちにとって、くりちゃんとの触れ合いは「優しさを忘れず、心穏やかに過ごすことに大きく貢献している」と母親は話している。