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府中市美術館で常設展拡大 コロナで企画展中止、コレクションから人気作品展示

常設展「東京近郊のんびり散歩」展示作品。中西利雄 「府中競馬場」1934(昭和9)年 府中市美術館蔵

常設展「東京近郊のんびり散歩」展示作品。中西利雄 「府中競馬場」1934(昭和9)年 府中市美術館蔵

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 府中市美術館(府中市浅間町1、TEL 050-5541-8600)は現在、展示数を増やした拡大常設展「東京近郊のんびり散歩」「江戸時代から現代まで」を開催している。

常設展「江戸時代から現代まで」展示作品。牛島憲之 「貝焼場(午後)」 1935(昭和10)年 府中市美術館蔵

 同館は、新型コロナウイルス感染防止のため6月1日まで全館を臨時休館していた。本来はこの期間(5月23日~7月5日)に企画展「府中市美術館開館20周年記念 ここは武蔵野 描かれた『むさしの』、400年を辿る旅」を開催予定だったが、展覧会準備を十分に行えない状況だと判断しやむなく中止した。そこで今回は広い企画展会場も利用し、通常より2倍ほど多い約190点を展示する常設展を行うことにした。

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 「東京近郊のんびり散歩」では小林清親・井上安治・正宗得三郎・松村健三郎・鷹野隆大らによる、明治時代から現代までの東京とその近郊を描いた作品を紹介する。学芸員は「空の青さや季節の変化、道行く人々のざわめきなど、忙しい毎日の中で見過ごされそうな一瞬の風景を切り取っている。公園を歩くようにのんびりと、美術館での風景散歩を楽しんでいただければ」と話す。

 「江戸時代から現代まで」では江戸時代後期の洋風画から、明治以降の洋画、現代の大画面作品まで、同館コレクションの作品を紹介する。清水登之の「チャイルド洋食店」や牛島憲之の「貝焼場(午後)」など人気作も展示。

 同館では再開に当たり「困難な時こそ美術は私たちを励まし、喜びや安らぎを与えてくれる存在であると信じている。地域の美術館としてこれまで、美術の美しさや楽しみ、新たな気づきを身近に得られる場であるよう活動を続けてきた。これからもそのような場であるように全力を尽くす」とメッセージを寄せる。

 今後の企画展は「ひらいてみよう 美術の扉」(7月18日~9月6日)、「府中市美術館開館20周年記念 動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」(9月19日~11月23日)などを予定している。

 感染予防対策として、入館時の検温・記名(クラスター発生時の連絡用)・マスクの着用・咳(せき)エチケット遵守をお願いしている。体調不良や発熱がある場合は入場できない。館内ではほかの観覧者と一定の距離を保つよう呼び掛けており、展示室が混雑する場合は入室を制限する。

 開館時間は10時~17時(入場は16時30分まで)。会期中の休館は月曜。入館料は、一般=200円、高校生・大学生=100円、小学生・中学生=50円(府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」提示で無料)、未就学児および障害者手帳などを持った人は無料。7月5日まで。

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