手軽に楽しめるブルーベリーの摘み取りが7月5日、調布・飛田給の観光農園「中村園」(調布市飛田給2、TEL 042-498-6212)で始まった。
約2000平方メートルの畑に300本のブルーベリーがある同園。開園当時は15種類ほど植え付けたが、生育状況や味などから選別し、現在、「ブライトウェル」「オースチン」「オクラッカニー」「タイタン」の4品種を主に栽培している。今年は新品種「クレイワー」も取り入れた。
市民に加え、他市からの来園者や開園当時からのリピーターなど、多い日は1日に200人ほどが来園。年々来園者が増え、常連客や収穫体験を楽しむ家族連れなど、週末は行列ができるほどにぎわっている。園主の中村さんは「今年は6月から雨が多く日差しが少なかったが、例年並みに育ち収穫を迎えられた。やっと糖度も上がってきた」と話す。
園のコロナ感染防止対策は、来園客に検温とマスクの着用をお願いするほか、かごや手の消毒を徹底する。1カ所だったハウスの出入り口を、入り口専用と出口専用に分け、摘み取ったブルーベリーをパック詰めするテーブルに仕切りを付けるなど、客同士の接触を減らす対策を講じている。
中村さんは「農薬や除草剤を使わず栽培するブルーベリーは、安心・安全なオーガニックが売り。大粒で色の濃いものを選ぶと甘くておいしい。地元のブルーベリー摘みをぜひ楽しんでもらえれば。来園時はマスクの着用をお願いしたい」と話す。
開園時間は水曜・土曜・日曜の7時30分~10時。園内一部に屋根があるため、雨天も開園(荒天は除く)。入園無料。量り売り500グラムまで1,000円、500グラム以上は1グラム2円。摘み取りは8月下旬ごろまでを予定(無くなり次第終了)。