調布市が発行を予定している「調布市スーパープレミアム付商品券」の取り扱いを行う事業者の登録受付が7月22日、開始された。
同商品券は1万円で1万3,000円分の商品券が購入できるもので30%のプレミアムが付く。1万3,000円のうち、3,000円分は中小型店でのみ利用可能で、売り場面積1000平方メートル以上の大型店では利用不可。9月末ごろから市民への販売を予定している。
同商品券の取り扱い申し込みは、商品券が利用できない商品やサービス以外であれば、医院や教室・塾、建設業、不動産業など市内全ての事業者が対象。登録を受け付けるに当たり、同市の地域情報ホームページ「ちょうふどっとこむ」を運営する調布市地域情報化コンソーシアムでは、調布市及び調布市商工会と連携し、申し込む事業者の作業軽減と、同時にホームページへの情報掲載を行う機能を備えたインターネット申込の仕組みを構築した。
市や商工会などが実施する企画に市内事業者が申し込みをする際に、「ちょうふどっとこむ」ホームページに情報が登録されている事業者であれば、登録されている情報が申込フォームに表示され、修正がなければほとんど入力作業が必要なく申し込みができるようにした。申込フォームに表示された定休日や営業時間などは修正があれば、修正した情報が「ちょうふどっとこむ」ホームページにも反映される。
従来、調布の公的機関が実施する事業者向けの企画は申込書に手書きで記入して郵送またはファクスする形がほとんど。ファクスを持たない事業者が増えているのに加え、企画がある度に毎回、同じような内容を全て手書きで記入しなければならないことも事業者が申込を敬遠したり、後回しにしたりする理由の一つになっていた。受け付けをする事務局側も手書きの内容をエクセルに入力するなどの作業が発生していた。
現在、取扱店を募集している「調布市スーパープレミアム付商品券」の申し込みから運用を開始。年末に予定されている「調布歳末スクラッチ」事業でも採用する予定になっており、同事業を申し込む際には商品券事業で申し込んだ内容が反映されたフォームで申し込みができる。
同コンソーシアムで代表を務める大前さんは「商工会や商店会と連携して維持管理してきた市内事業者の情報を今回、このような形で生かすことができるのは非常にうれしい。申込内容がホームページとも連動していることもポイントで、仕組みとしてはシンプルだが、公的な事業でこうした仕組みを構築しているところはあまりないのでは」と話す。
申込受付の一次締め切りは8月21日。同期限までに申し込むと、商品券購入者に配布される「利用可能店一覧」チラシに掲載予定。その後でも申し込みは可能で、その場合はホームページにのみ掲載。商工会で配布する紙の申込書での申し込みも可能。