府中市郷土の森博物館プラネタリウム(府中市南町6、TEL 042-368-7921)で現在、投映番組「名探偵コナン 星影の魔術師」がJAXAの活動や宇宙探査について楽しく学べると、子ども連れのファミリーの間で人気になっている。
同番組は、昨年の映画版で活躍した怪盗キッドがコナンと対決するオリジナルストーリー。宝石で作られた太陽系儀「輝きの天球」を怪盗キッドから守るため、JAXAの展示会にやってきたコナンたち少年探偵団。宇宙飛行士や研究員から宇宙探査の成果を聞いていると、突然辺りが停電し非常ベルが鳴る。コナンとキッドの対決を楽しみながら、宇宙探査について学べる物語。
同館の天文担当者は「12月に小惑星探査機『はやぶさ2』のリエントリーカプセルが帰還するなど、宇宙探査に興味を持つ子どもが増えている。コナンと共に楽しく宇宙について学ぶ機会になれば」と話す。
番組投映の前に生解説で「今夜の星空解説」を行うが、もっと詳しく聞きたい人には全編生解説の「今夜の星空と星占いの星座たち」がある。きれいな星空を見てリラックスしたい人には「今夜の星空と『リラックマのプラネタリウム』」がお薦めという。
いずれの番組も入場に際して感染症対策の協力をお願いし、来訪前にホームページなどで確認してほしいと呼び掛けている。感染状況による変更はホームページやツイッターで告知している。
プラネタリウム観覧料は、大人=600円、中学生以下=300円。博物館入場料が必要。一般=300円、中学生以下=150円。府中市在住の中学生以下・市内の小中学校に通っている児童や生徒は「学びのパスポート」利用で入場料が無料になる。4歳未満はすべて無料。観覧券の販売は、各回とも当日9時開始。「名探偵コナン 星影の魔術師」の投映は12月6日までの予定。各番組の投映時間・休館日など詳細はホームページで確認できる。