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調布で「実篤、欧米へ行く」企画展 東京2020応援プログラムの一環で

ピカソから直接贈られ直筆で実篤への献呈署名が書き込まれたエッチングの大作「ミノトーロマシー」

ピカソから直接贈られ直筆で実篤への献呈署名が書き込まれたエッチングの大作「ミノトーロマシー」

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 東京2020応援プログラム企画展「実篤、欧米へ行く ベルリン観戦と美術行脚」が現在、調布市武者小路実篤記念館(若葉町1、TEL 03-3326-0648)で開催されている。

東京2020応援プログラム企画展「実篤、欧米へ行く ベルリン観戦と美術行脚」

 晩年を同市で過ごした武者小路実篤は、1936年(昭和11)年、ヨーロッパまで旅客機が飛んでいなかった時代に、船で海を渡り、ヨーロッパとアメリカを旅し、ドイツ・ベルリンで開催されたオリンピック第11回大会を観戦。まだテレビ放送がなかった当時、朝日新聞社から現地レポートを依頼され、毎日その日見た競技について書き送った。展示されている記事からは、日本女性としてオリンピックで初めて金メダルを取った平泳ぎの前畑秀子選手の競技を見守る緊張と、優勝の瞬間の歓喜など、臨場感が伝わってくる。

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 実篤にとって生涯ただ一度となったこの欧米旅行の目的は、美術鑑賞。各地で美術館やコレクターを訪ね、青年時代から憧れ続けた西洋美術作品の実物を見て回ったほか、パリではピカソら芸術家に会い、その後の活動にも大きな影響を受けた。

 同展では、「欧米旅行日記」の原本や家族への手紙などを通して実篤のベルリンオリンピック体験を紹介。ピカソから直接贈られ直筆で実篤への献呈署名が書き込まれたエッチングの大作「ミノトーロマシー」やウィーンで買ったトルストイの直筆草稿、欧米旅行で入手した愛蔵品やアメリカから帰国する船中で書いた詩「一個の人間」の原稿などを展示し、実篤が欧米で得たものを考察する。21日には、展示解説を実施。13時30分から45分程度。申し込み不要(新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては変更となる場合あり)。

 開館時間は9時~17時。月曜休館(10日は祝日のため開館、11日振替休館)。入場料は、大人=200円、小・中学生=100円。8月30日まで。

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