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調布・電通大生御用達の中華料理店が地方発送サービス OB発案で「懐かしの味」を

リモートワーク中の卒業生の要望から完成した電通大御用達「食神餃子王」の冷凍宅配便

リモートワーク中の卒業生の要望から完成した電通大御用達「食神餃子王」の冷凍宅配便

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 調布市の電気通信大学のそばにある中華料理店「食神餃子王」(調布市小島町1、TEL 042-487-8872)が現在、店の料理を冷凍宅配便で地方発送するサービスを行っている。

「考えもしなかった」と喜ぶ「食神餃子王」看板店主・中村浩さん

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 電通大生を主なターゲットとしている同店は、2000(平成12)年のオープン以来、定食の「安さ」と「多さ」にこだわり、学生たちの食生活を支えてきた。同キャンパス内には通称「東食堂」、「西食堂」と呼ばれる学食があるが、関係者の間で同店は「南食堂」と呼ばれ、親しまれているという。中でも「5番辛口」は、激辛チャレンジメニューとして有名。定食メニュー(600円)の「5.麻婆春雨」の辛さを増したもので、完食に成功すると、同店のツイッターなどで、PRの権利が与えられるため、新入生勧誘や学祭などのPRのために挑戦したエピソードを持つ関係者も多い。しかし本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、大学の休講が続き、客足は落ち込んでいる。店主の中村浩さんは「今年はまだ、新入生にも会えていない」と、学生たちの来店を心待ちにしている。

 緊急事態宣言発令以降、売り上げは一時、約3分の1まで落ち込み、テークアウトやデリバリーを中心とした営業でしのいでいたところ、かつての常連でリモートワーク中の同卒業生から、「料理を冷凍で送ってもらえるか」という打診を受けた。テスト発送で解凍後の具合などを本人とやりとりし、同サービスが完成。宣伝はしていないが、学生時代の懐かしい味が自宅で食べられると、卒業生のSNSなどで情報が広がり、注文が増え始めている。現役生の実家の保護者が子どもから話を聞き、食べてみたいと注文が入ったこともあるという。

 同サービスは、冷凍が可能な点心類、肉類、炒飯類、麺類のスープなどで利用でき、料金は店のメニュー通りで、送料着払いで発送する。

 中村さんは「自分では考えもしなかったことを提案してもらい、助けてもらった。地方に就職した卒業生とこうしてまたつながることができ、懐かしいと喜んでもらえることがうれしい。冷凍は普通のテークアウトと違い、好きな時に食べられる上、うちは量が多いので、今後は学生だけじゃなく、忙しい主婦などにも利用いただき、ご家族で楽しんでいただければ」と話す。

 営業時間は通常11時30分~15時、17時~23時。現在は東京都の自粛要請に従い22時閉店。日曜定休。

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