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調布・元老舗日本料理店店主が華道家として活躍 生け花ライブで音楽とコラボも

「生け花は一瞬の創作活動」と話す、齊藤青夷さんが8月27日にライブハウス「GINZ(ギンズ)」で開催した「生け花ライブ」の様子

「生け花は一瞬の創作活動」と話す、齊藤青夷さんが8月27日にライブハウス「GINZ(ギンズ)」で開催した「生け花ライブ」の様子

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 調布で50年営業し、2018(平成30)年12月に惜しまれつつ閉店した老舗日本料理店「男爵亭」の2代目元店主で華道家の齊藤幸司さんが現在、料理を離れ、花を通じて「笑顔を届ける」活動を探りながら活躍の場を広げている。

「歌う華道家」齊藤青夷さん、8月27日にライブハウス「GINZ(ギンズ)」で開催した「生け花ライブ」の様子

 齊藤さんは、同店の先代が板前の盛り付け技術や美意識、おもてなしの心を磨くため、店に生け花の先生を招き、稽古していたことがきっかけで華道の道に入った。毎日、店の花を生けることで技を磨き、経営の傍ら、草月流いけばなの師範を取得。雅号(がごう)「齊藤青夷(せいい)」を受け、35年以上花に携わっている。

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 齊藤さんは現在、自由に楽しむ生け花を指導する「花教室」を開講するほか、ディスプレーの生け込みや出張生け込み、生け花パフォーマンスなどを展開。調布のライブハウス「GINZ(ギンズ)」で隔月開催している「生け花ライブ」では、精力的に続ける趣味の音楽と、接客で磨いたトークを交え、客前でダイナミックに花を生け、会場を飾るパフォーマンスを披露。「歌う華道家」とも呼ばれ、同ライブハウスの名物企画となっている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時は中断せざるを得なかったが、6月に配信でライブを再開した。8月27日には、感染症対策を徹底する中、観客を動員、同時生配信でライブを行い、忌野清志郎さんのナンバーとのコラボレーションを披露。自らがいけばな連盟副会長を務める同市では、夏休みに小学生向けの生け花講座を開催。「予想以上に男の子が夢中になっていたのが新しい発見だった」と話す。さらに、配信による異分野の有名アーティストとのコラボレーション企画の出演依頼が来るなど、花の世界から新たなつながりが生まれているという。

 齋藤さんは「現在は花を生けることで人と人とがつながることや、人との出会いから生まれる一瞬の創作活動を楽しんでいる。コロナ禍で先の見えない不安な今こそ、人を癒やし元気にする花と音楽で多くの人に笑顔を届ける活動を探り、続けていきたい」と話す。

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