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調布・天神通りの今川焼き店 コロナ禍の猛暑でかき氷人気に

一番人気の「特製いちごみるく」(700円)

一番人気の「特製いちごみるく」(700円)

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 猛暑が続く中、開店して11年目を迎える「今川焼きあずきや安堂」(調布市布田1、TEL 042-455-1221)が現在、かき氷の売り上げを好調に伸ばしている。

厳選した小豆を使った自家製あんの今川焼き「あずき」(140円)

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 調布駅南口で30年以上続いた今川焼き店「甘味焼き菓子みやこ焼き」の閉店後、元スタッフ数人がその味を惜しんで引き継ぎ、天神通りにオープンした約6坪の店舗。店頭販売で、軒先の縁台で食べることができる看板の今川焼きは、厳選した小豆を使った自家製あんの「あずき」や「クリーム」(各140円)など5種類を、特注の銅製焼き台で丁寧に焼き上げる。

 暑い夏の今川焼きの売り上げ減に対応しようと開店翌年から始めたかき氷。使用する氷は水を何度もろ過してカルキを取り除き、下は粗め上にいくほどきめ細やかに削り、口溶けはふんわり。シロップの素材も厳選し、「特製いちごみるく」「抹茶みるく」(各700円)、「こぼれきなこ」「抹茶あずき」(各600円)などが定番メニュー。一番人気の「特製いちごみるく」のほか、農家から甘夏を直接仕入れて加工した「福原農園の無農薬甘夏」(700円)も「シロップがさっぱりしている」とファンが多い。

 例年は2月から徐々にかき氷を始めるが、今年は新型コロナウイルスによる自粛の影響で、6月から本格的にスタート。長梅雨の後の猛暑で一気に売り上げが伸びたという。

 オーナーの安藤香織さんは「うちは気軽に立ち寄れる店。天神通りで10年以上続けられたのも、地元の人たちに来ていただいたからこそ。今後も末永く来店いただければうれしい」と話す。

 営業時間は10時30分~18時30分(時短営業中)。

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