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調布・劇団うずめ劇場がコロナ時代に問う「氷の下」 ドイツで話題の不条理劇

「氷の下」を演出するペーター・ゲスナーさん

「氷の下」を演出するペーター・ゲスナーさん

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 劇団うずめ劇場が10月14日・15日、第34回公演「氷の下」を仙川フィックスホール(調布市仙川町1)で上演する。

うずめ劇場第34回公演「氷の下」

 作品は3人の企業コンサルタントによるスピーチ形式で進む、現代社会のひずみをテーマにした不条理劇。効率化や生産性を追求するコンサルタントが職務意識にとらわれるうちに、次第に閉じこもり自己破壊に向かって行く。観客は、彼らこそコンサルタントを必要としていることに気づかされる。

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 ドイツを代表するシャウビューネ劇場で2003年に上演され話題になった作品の日本初演。ベルリン芸術アカデミーの放送劇賞を受賞しているファルク・リヒターの作品を、桐朋学園芸術短期大学演劇専攻科の教授でドイツ人演出家のペーター・ゲスナーが現代の日本に置き換えて上演するのも見どころの一つ。

 同劇団女優の松尾容子さんは「コンクリート打ちっぱなしの会場の雰囲気が、芝居にも大変フィットするため上演場所に選んだ。コロナ禍で社会全体が自粛を強いられる中、経済優先・生産性重視の社会の在り方に疑問を抱いた人もたくさんいたと思う。この舞台が、これからの私たちの生活や社会の在り方を考えるきっかけになれば」と話す。

 出演は松尾さんのほかに、後藤まなみさん、荒牧大道さんと藤澤友さんのダブルキャストなど。開演は、両日14時~・19時~(上演時間90分)。チケットは前売りのみ、一般=4,000円、学生=3,000円(3歳未満入場不可)。主催・問い合わせは、うずめ劇場(info@uzumenet.com)。

 2020(令和2)年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演、「アートにエールを!ステージ型」参加、文化芸術活動の継続支援事業。感染拡大予防ガイドラインに基づき対策を徹底し、入場者数も3分の1に制限する。体調不良によるキャンセルの場合は、公演1時間前までに連絡。

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