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調布・深大寺の空き家を宿にするプロジェクト まちづくりプロデューサー仕掛ける

深大寺エリアの空き家となっている戸建て住宅

深大寺エリアの空き家となっている戸建て住宅

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 深大寺エリアの空き家となっている戸建て住宅を改修し、地域の資源を生かした宿として利活用していくためのプロジェクト「調布・深大寺の空き家を再生し、地域の魅力を活かした宿『COMORI』を作りたい!」を立ち上げた「空き家をスナックする会」が現在、クラウドファンディングで改修費用の寄付を呼び掛けている。

落ち着いた雰囲気の庭園風エントランス、一階部分の外壁はグレーに塗装予定

 全国に広がる空き家問題。調布市では現在、約1万2690戸(2018年調べ)の空き家が存在し2028年度には2万戸を超えると予測されていることから、市内でも空き家活用の取り組みが各所で進められている。

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 「空き家をスナックする会」は、空き家問題に対して有効な手立てを企画し、常に実践・検証していくチャレンジ型の市民が主宰するオンラインコミュニティー。「まずやってみる」をコンセプトに、空き家活用を通じた周辺エリアの活性を目標として、積極的に新たな取り組みを発明・活動している。同プロジェクトは深大寺に古くから残る自然や温泉、地域の店など地域全体に散らばっている魅力をつなげた地域を楽しむ宿作りを目指す。クラウドファンディングの返礼品として、改装した宿の利用権のほか、深大寺の名物を扱った土産などを用意。支援コースは2,000円からで、11月21日まで行うという。

 同会代表の薩川さんは「空き家はアクセスが悪かったり建物の状態が悪かったりと悪条件が伴う。そのため活用を考える時は建物一つを単体で見ずに、『地域の魅力』を生かした営みであることが重要だと考えている。私が考える地域の魅力とは、地域の日常の中に埋もれているお店や、場所、人との心地よい関わり方やつながりを見いだすことで感じられるもの。これから調布市で行わせていただくさまざまな事業も、地域の魅力を生かすという視点を意識しながら、空き家の価値を創造する取り組みを生み出すことができるよう努めるので、これからの調布市の空き家活用の取り組みに期待してほしい」と話す。

 薩川さんは、同市が9月15日に公表した調布市深大寺周辺エリアの「空き家エリアリノベーション事業」で、慶応義塾大学准教授のホルヘ・アルマザンさんと共に「まちづくりプロデューサー」に就任。3カ年計画で同市の空き家に関するさまざまな事業を行っていく。10月11日には、調布市空き家エリアリノベーション事業のスタートアップ記念トークイベントをオンラインで開催。このほど4人選出されたまちづくりプロデューサー4人が今後の展望を語る。

 同イベントの開催時間は1時30分~15時30分。100人限定(要予約)。

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