「ラグビーのまち府中」モニュメントが京王線府中駅南口(府中市宮町1)のペデストリアンデッキに設置されたことを祝い11月1日、完成記念式が開かれた。
シンボルマークをかたどったオブジェがのった「ラグビーのまち府中」モニュメント(府中市提供)
府中市はジャパンラグビートップリーグの「東芝ブレイブルーパス」と「サントリーサンゴリアス」の本拠地であり、ラグビーワールドカップ2019日本大会ではイングランド・フランス・南アフリカの公認チームキャンプ地になった。東京2020オリンピックに向けて男女7人制ラグビー日本代表の事前キャンプ地にもなっている。
市は今後もラグビーを盛り上げていくとともにラグビーを通じた地域活性化を推進するため、「ラグビーのまち府中」の象徴となるモニュメントを設置した。モニュメントの制作と設置の費用はクラウドファンディングで集め、市内をはじめ日本全国の232人から目標金額200万円を大幅に超える300万4,529円の寄付を受けた。
デザインは、上部に「ラグビーのまち府中」のシンボルマークをかたどったオブジェを置き、台座の左右に東芝ブレイブルーパスとサントリーサンゴリアスのロゴマークを配置。台座の裏面には、「ラグビー応援アンバサダー@府中」のラガマルくんをデザインした銘板に寄付した人たちの名前を刻んでいる。
完成記念式には市長ら関係者のほか、小川高廣選手(東芝ブレイブルーパス)と垣永真之介選手(サントリーサンゴリアス)も参加した。小川選手はモニュメントにチームロゴが配されたことについて「しっかり結果を出さなくてはいけないというプレッシャーと使命感を覚える」と話した。垣永選手は「大好きな府中市に大好きなラグビーで盛り上げていただき本当にうれしい」と笑顔を見せた。
当日の様子は府中市ユーチューブチャンネルでライブ配信した。現在も府中市ホームページで視聴できる。10月25日に配信した「『ラグビーのまち府中』トークショー@183 FUCHU FAN ZONE」のアーカイブも視聴できる。番組では森太志選手(東芝ブレイブルーパス)と垣永選手がラグビーワールドカップの盛り上がりや新シーズンに向けた抱負を語っている。
11月28日には「府中調布三鷹ラグビーフェスティバル2020」を味の素スタジアムAGFフィールド(調布市西町)で開催する。東芝ブレイブルーパスとクボタスピアーズのプレシーズンマッチ、東芝ブレイブルーパスの選手などによるトークショーを行う。参加は事前申込制(応募多数の場合は抽選)。申し込みは、府中市枠=はがきとメールで11日まで、調布市枠=メールで13日まで、三鷹市枠=電子申請サービスで11日まで。応募資格は3市に在住者・在勤者・在学者だが、各市に重複しての申し込みは不可。