調布の国分寺崖線に沿って歩くイベント「調布がいせんウォーク2020」が11月29日、調布市内で開催される。
調布市内には多摩川が10万年以上の歳月をかけて武蔵野台地を削り取ってできた「国分寺崖線」があり、崖の斜面地やその周辺には多くの樹木が残っている。同イベントは環境保全のボランティア活動団体「ちょうふ環境市民会議」が運営し、初冬の森を楽しむ企画となっている。
スタート地点は仙川駅公園で、入間町・若葉町の雑木林、崖線の尾根道を経て、約8.2キロメートル先の深大寺自然広場(カニ山)のゴールを目指す。ガイド付きのコースは、崖線に住む昆虫や動物をガイドする「生き物コース」と崖線の歴史や点在する史跡をガイドする「歴史コース」をそれぞれ10人限定で用意する。ゴール地点では焼き芋を用意するほか、地元で採れた蜂蜜や地場野菜の土産も用意する。
同団体代表の安部宝根さんは「調布の誇れる緑のグリーンベルト『国分寺崖線』は、多摩川が作り出した河岸段丘。アップダウンがちょっと大変だが、新たな発見がある。コース内では市民団体が保全している樹林地4カ所もご案内する。つつじヶ丘公園での一息タイム、ゴールの焼き芋、お土産は調布産蜂蜜と地場野菜。晩秋を楽しみませんか」と話す。
受付時間は8時30分~9時30分(ガイドウオーク参加者は9時集合)。定員先着80人(うちガイドコースは20人)。参加費(保険代含む)は、大人=300円、小学生=100円。持ち物は飲み物、軽食、エコバッグ。