調布市の市立小学校が卒業式を開催した3月25日、深大寺小学校に通う生徒の保護者関係者らが花火の打ち上げを行った。
打ち上げ前の花火。当日は65発の花火が深大寺地域の夜空を照らした
同小学校はコロナ感染拡大防止対策で新年度から休校になったほか、6年生は修学旅行が中止。3月に計画した「よみうりランド」への遠足も緊急事態宣言の延長により中止となった。そのため、最後の思い出にと、同小学校での夏季キャンプなどを実施する健全育成推進深大寺地区委員会メンバーなどを中心に実行委員会を立ち上げ花火の打ち上げを企画。地元市民から協賛金の寄付も呼び掛け実施することとなった。
担当者は「木々の多い場所のため、火事への備えを万全にするとともに、近隣のご了解もいただき開催した。コロナ禍の中で行われた花火のサプライズ打ち上げで私自身、とても前向きな気持ちになれた。この花火で、子どもたちにそうした気持ちを届けられ、最後の思い出と卒業記念になればうれしい」と話す。