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拓殖大駅伝部寮が西調布から移転 新天地で箱根目指す

拓殖大学八王子国際キャンパス内の寮、寮のすぐ下は昨年完成した陸上グラウンド

拓殖大学八王子国際キャンパス内の寮、寮のすぐ下は昨年完成した陸上グラウンド

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 西調布で共同生活をしながら都立武蔵野の森公園などで練習をしていた拓殖大学陸上競技部の寮が移転、拠点を同大・八王子国際キャンパス(八王子市)に移して新チームがスタートした。

西調布クラブハウス前、箱根駅伝出陣式の様子(2020年元日)

 昨年、キャンパス内に陸上グラウンドが完成したことに加え、コロナ禍は公園や公道での練習が周囲への迷惑になるとの配慮から、15年過ごした西調布から移転することが決まった。就任3年目の山下拓郎監督は「目の前にグラウンドがある環境はとても恵まれている。週1回しかできなかったトラック練習の回数が増え、脚作りができるクロスカントリーコースもある。ロード中心の練習より故障のリスクも下がるため、思い切った練習ができる」と話す。

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 第97回箱根駅伝では総合15位に終わった拓大。主力メンバーを故障で欠く苦しい中、次を見据えたオーダーで挑戦したが、「力の差は歴然だった」と言う。山下監督は「1区は先頭とのタイム差が少なくレースへの入り方はよかったが、以降は流れを作れず、シード校と予選組の力の差を見せつけられた。5区でけがに苦しんだ前主将・石川が最後に役割を果たせたことはよかった」と振り返る。

 「箱根の高速レースに対応するため、今季は質の高い練習をしながら、選手層を厚くしていきたい。箱根で力負けをした経験から、もう一段階レベルアップしなければシード獲得は難しいと感じている。メンバー争いでチーム力が上がるように、下級生は失敗を恐れずアピールしてほしい」と話す。

 新チームの主将には1区を走った合田椋選手(4年)が就任。「合田は3年までは目立った選手ではなかった。9月までBチームだったが箱根を走りたい一心で、チームの誰よりも努力した。夏を越えて急成長した姿は手本になれるし、発言力にも期待したい」と監督。

 山下監督は調布在住だが、家族と離れて選手と共同生活をする。「調布には15年間お世話になった。温かく応援してもらった感謝の気持ちを忘れず、結果で恩返しができるようにしっかりと練習をしていきたい」とも。

 今年、創部100周年を迎える同部。「今季のチーム目標は予選会トップ通過、本戦は6位以内」で、「進化への道を拓け」をスローガンに練習に励んでいる。加えて、前副主将で今春同大学を卒業した青柳拓郎さんをコーチに迎え、新体制で箱根を目指す。

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