調布市が2021年度に実施する消費喚起施策で、昨年に続きプレミアム付き商品券の発行と初の試みとしてQRコード決済のポイント還元事業を行う。
プレミアム付き商品券のプレミアム率は20%(2020年度は30%)、発行額は9億6千万円。1冊24枚つづりのうち、1万円分はどの店でも利用可能なほか、2,000円分は大型店以外で使える。1人3冊まで購入可能となる見込みで、利用期間は8月から10月の3カ月間を予定している。
QRコード決済ポイント還元事業は総額14億4千万円で、購入者負担額12億円、ポイント還元はその20%の2億4千万円を用意する。還元の対象となる店は大型店以外。7月にプロポーザル方式により決済事業者を選定し、11月、12月の2カ月間実施。QRコード決済をまだ利用していない店に対しては、導入サポートなども行う。
第3弾となる「調布っ子応援プロジェクト」も実施。プレミアム付き商品券を活用し、高校生以下には1人当たり5,000円分の商品券を、児童育成手当や就学援助、生活保護の対象となる小中学生や非課税世帯の児童には一人当たり2万円分の商品券を配布する。支給総額は2億8,600万円を見込む。
同市の担当者は「新型コロナで落ち込んだ地域経済の活性化とキャッシュレス決済の普及促進のため、プレミアム付き商品券と調布市としては初めてのキャッシュレス決済のポイント還元を行う。まだ導入していない事業者に対してはサポートなども行う予定なので、この機会にぜひお申し込みいただきたい」と話す。
事業者の登録申し込みの受付開始は、プレミアム商品券が6月~7月、QRコード決済は8月ごろを予定。