キャンプギアの店と造花などの花雑貨の店を併設する「Kekke Works(ケッケワークス)/カロハル」(調布市深大寺元町1、TEL 090-6510-5589)が5月22日、「深大にぎわいの里」にオープンした。
「Kekke Works/カロハル」店主の加藤啓さん、はるみさん夫妻 はるみさんが描いた壁画と
趣味としてキャンプを楽しみ、さまざまなキャンプ用品を試す中、魅力的なたき火台に出合ったことをきっかけに、多くの人に商品を知ってもらいたいと昨年末、ネットショップを開設した加藤啓さん。鉄鋼の加工を行うメーカーが作る小規模な「ガレージブランド」と呼ばれるアウトドアギアは、実店舗を持たない通信販売業者では仕入れを断られることも多いことと、実際に見て使い方や組み立て方を知って購入してもらう場を作りたいと、自宅にほど近く、遠方からのアクセスもいい駐車場完備の同商業施設内に実店舗を開いた。
妻のはるみさんは、年々精巧さが増している造花、プリザーブドフラワー、それらを使ったアクセサリーなどに魅力を感じ、2年ほど前から「手作り大好きな大人女子へ」をテーマに、花雑貨と、インテリアやアクセサリーを手作りするパーツなどのネットショップを運営。以前から、実際に商品の質感などを確かめてもらうことができ、ワークショップも開ける場が欲しいと思っていたことから、夫が実店舗を構えるのを機に、キャンプギアの店に併設する形で出店を決めた。
店舗面積は約15坪で、「自然」というキーワードでつながった2店舗のシンボルとして、一部の壁にはるみさんが大木の絵を描き、ナチュラルな雰囲気の店に仕上げた。
「Kekke Works」で扱うのは、チェア、ハンモック、ランタン、ソーラーチャージャー、たき火台など、加藤さんが「自分目線」で選んだガレージブランド商品のほか、オリジナル「Kekke」ブランドのシェラカップなども取りそろえ、今後拡大する予定。「カロハル」では、造花などの花雑貨やパーツのほか、通信販売では取り扱いができなかった、ソーラーライトが付いた瓶の中に好きなパーツを入れてインテリアとしても楽しめる南アフリカのフェアトレードランタン「ソネングラス」を看板商品として販売する。
啓さんは「自分自身が良いと思ったキャンプギアを集め、来店する度に新しい発見をしてもらえるような品ぞろえにしていきたい。宝探し感覚で来店いただけたら」と話し、はるみさんは「インテリアやアクセサリーを作るワークショップを開催したり、ロスフラワーを仕入れてドライフラワーとして販売したりするなど、実店舗ならではの企画もしていけたら」と話す。
営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休。