七夕を控えた7月4日、星空を投映しながら由来などを解説する「七夕プラネタリウム」が府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)で開催される。
七夕は7月7日の夜に織り姫とひこ星が年に一日だけ会える星祭りで、ササに願い事を書いた短冊をつるす行事で知られる。番組では、七夕伝説に登場する織り姫星(ベガ)とひこ星(アルタイル)をドームに投映しながら解説したり、行事の由来や歴史を紹介したりする(11時30分・14時15分から約 45分間)。
同館によると、七夕はもともと太陰太陽暦(いわゆる旧暦)7月7日に行われ、当夜は必ず半円形に近い月がある。国立天文台では「伝統的七夕」と呼び、今年は8月14日に当たる。月を船に見立てて「ひこ星が月の船で天の川を渡り織り姫に会いに行く」と言われることにちなみ、番組では解説員が天の川付近の星座を案内する。
担当解説員は「織姫星と彦星は明るい星で東京の空でも見つけやすいので、実際の夜空で探してほしい。もし7月7日が梅雨空でも、伝統的七夕(8月14日)にチャレンジして」と話す。「この機会に覚えた星や天の川を、夏休みやお盆休みに家族みんなで眺めていただければ」とも。
定員は100人(状況により変更あり)。料金は、大人=600円、中学生以下=300円、4歳未満無料。専用サイトで販売中。当日券は9時から館内で販売する。博物館入場料(300円ほか)が別途必要。