京王線府中駅南口の大規模商業施設内にグランドオープンした「ユニクロ ミッテン府中店」（府中市宮町1、TEL 042-319-8090）で現在、世界で活躍する府中市在住のバルーンアーティスト神宮エミさんが手掛けるバルーンアートを特別展示している。

バルーンアーティストの神宮エミさん（中央）　特別展示の製作スタッフと

　バルーンアートで新たな価値を創造し驚きと感動を届けることで世界中を豊かにすることを目指しアーティスト活動に取り組む神宮エミさん。バルーンアートの全米大会ドレス部門で優勝し、世界各地でバルーンドレスのファッションショーを行うなどして活躍する一方、昨年11月にはコロナ禍で困難に直面している日本全国の小児病棟にバルーンアートを贈るプロジェクトを実施。2月には大國魂神社（府中市）でバルーンアート奉納イベントを行うなど、コロナ禍が長引く国内でもバルーン作品を通して希望を届ける活動を行っている。

　2020年6月には日本最大のユニクロ店舗「UNIQLO TOKYO」（銀座）のオープニング企画でキッズエリアの装飾を担当。「世界中に希望をもたらす子どもたち」をコンセプトに、「lucaemma（ルカエマ）」ブランドとして展開する笑顔の男の子と女の子のモチーフを中心としたバルーンアートを製作し多くの客を喜ばせた。

　今回のテーマは「府中に架かる希望の虹」。ハワイのことわざ「No Rain, No Rainbow（雨のないところに虹はない）」から転じて「必ず幸せは訪れる」という考え方に共感し、不安な日々が続く中、カラフルなバルーンの虹を架けることで希望を届けたいとデザインを決定。ルカエマのキャラクターに加え、同市公認マスコットキャラクター「ふちゅこま」や府中観光協会のイメージキャラクター「古都見ちゃん」をモチーフとしたバルーンアートも製作し、地域ならではの「希望の虹」に仕上げた。

　神宮さんは「地域とのつながりを大切にしていきたいというユニクロの思いを受け、府中の方々が幸せな気持ちで来店いただけるような空間づくりを目指した。多くの方にご覧いただけたら」と話す。　

　営業時間は10時～20時。バルーンアートの展示は7月9日まで。