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府中・大國魂神社でバルーンアート奉納イベント 「希望の桜」を世界に配信

バルーンアート奉納パフォーマンス「春霞(かすみ)~希望の桜を求めて」

バルーンアート奉納パフォーマンス「春霞(かすみ)~希望の桜を求めて」

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 世界で活躍するバルーンアーティスト神宮エミさんがバルーンアートの可能性を追求する日本発の新たな奉納パフォーマンス「春霞(かすみ)~希望の桜を求めて」が2月11日、府中市大國魂神社で行われ、12日にユーチューブでアーカイブ配信を開始した。

バルーンアーティスト神宮エミさん パフォーマンス後のあいさつで

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 バルーンアートに魅了され制作を続けるうちにバルーンの大きな可能性を感じ、新たな価値を創造するため2017(平成29)年にバルーンブランド「EMIJINGU」を立ち上げた神宮さん。翌年アメリカ大会のファッション部門で優勝し、世界各地でのバルーンドレスコレクションの発表や日本国内での空間装飾など、国内外で活躍している。昨年11月にはコロナ禍で困難に直面している日本全国の小児病棟にバルーンアートを贈る「小児科病棟にlucaemma(ルカエマ)バルーンを」プロジェクトを実施し、府中市の観光大使を務めるなど活躍の幅を広げている。

 2019年、あらためてバルーンの真の価値を考えるため、タイのゴム農園を視察し、バルーンの原料である天然ゴムは木を切らずに採取でき、自然由来で地球とつながっている素材であることを再認識。「地球とつながるバルーンの粒で万物との調和をつくり出す」ことを新たなコンセプトとし、コロナ禍で日常が奪われ、不安に押しつぶされそうな今、世界中の人たちにとって希望となるような日本発の新しいバルーンアートの創造を目指した。

 新たな作品として日本の国花である桜を選び、世界中に「希望の桜を咲かせる」ことをコンセプトに、バルーンの粒を桜の花のように生け、コンテンポラリーダンス、プロジェクション映像、立体音響、照明、衣装、ヘアメイクなど、各分野で活躍する日本のクリエーターとコラボレーションして、これまでにない新しい「奉納」という形のパフォーマンスに作り上げた。

 大國魂神社での伝統芸能以外のパフォーマンスが行われるのは初めてで、11日に非公開でパフォーマンスを行い、12日からパフォーマンスの動画、22日からドキュメンタリー動画をEMIJINGUのユーチューブチャンネルで世界に向けアーカイブ配信する。

 神宮さんは「府中市を代表する大國魂神社でパフォーマンスさせていただけたことをとても光栄に感じている。この作品の動画で少しでも温かい気持ちになってもらえたらうれしい。武蔵國府中大使として、これからも地域の皆さま、世界中の皆さまに、驚きと感動をバルーンで届けられるよう精進していきたい」と話す。

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