焼き鳥店「焼鶏 真(やきとりしん)」(調布市仙川町1、TEL 03-5969-8047)が6月21日、調布市仙川駅近くにグランドオープンした。
ワーキングホリデーで滞在したカナダの飲食店で働いたことをきっかけに、自身の店を持ちたいと思ったという市内在住の久保真太郎さんが念願をかなえ開業した同店。帰国後、飲食関連企業に就職してさまざまな業態を経験した後、高級店での経験を積みたいと勤務した都心の焼き鳥店で、それまで食べてきた手頃な焼き鳥とは異なる焼き鳥のおいしさに魅了され、焼き鳥店で独立することを決意。修業を重ね、なじみのある仙川の街で同店をオープンした。
看板の鶏肉は「柔らかくてクセが少なくアレンジもしやすい」鳥取の大山鶏を使い、修業先の高級店からヒントを得て、胸肉にはいったん外した皮を巻き、砂肝の間にはニンニクの芽を挟むなど丁寧な串打ちで提供。準備する量をコントロールしやすいコース料理を用意することで、「高級店の味を手頃な価格で食べてもらう店」を目指す。
店舗面積は約10坪で、カウンター8席とテーブル席8席を用意。シンプルで落ち着いた雰囲気の店舗に仕上げ、ビニールカーテンを設置するなどウイルス感染対策を徹底した上で4月にプレオープンしたが、数日間の営業後、緊急事態宣言を受けて休業。同宣言解除に伴い、グランドオープンとして再スタートした。
メニューは、前菜・サラダ・逸品2品・串5本・食事・甘味から成る「真コース」(3,500円)のほか、「もも」(250円)などの単品串や「素材のおいしさを生かす」野菜の串、「ひざ軟骨唐揚げ」(500円)などの一品料理、「白湯(ぱいたん)ラーメン」(750円)、黄身の味が濃い卵を使った「大山鶏の親子丼」(670円)や「自家製プリン」(400円)などを用意。飲み物はビール、ウイスキー、ワイン、焼酎などのほか、久保さん自身が好きな日本酒も都度、銘柄を変えて取りそろえる。
久保さんは「落ち着いた食事ができる空間を提供したい。夜遅い時間帯は周辺の飲食店の従業員の方々に仕事帰りに楽しんでいただけたら」と話す。
営業時間は18時~翌2時(変更の可能性あり)。