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調布・電通大の「匠ガール」、リカジョ育成賞を受賞 夏休みの参加者募集開始

「第4回リカジョ育成賞」奨励賞の賞状と記念品(中央は「匠ガール」イメージキャラクター)

「第4回リカジョ育成賞」奨励賞の賞状と記念品(中央は「匠ガール」イメージキャラクター)

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 国立大学法人電気通信大学(調布市調布ヶ丘1)による女子中高生の工学系進路選択支援プログラム「匠(たくみ)ガール」が5月24日、日産財団の「第4回リカジョ育成賞」奨励賞を受賞した。

8月6日に開催する「夏休みこそ 匠ガールで ものづくり」

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 「匠ガール」は工学系分野に興味や関心のある女子中高生・保護者・中高教員を対象に、将来の進路選択の参考になるよう2017(平成29)年から行っているプロジェクト。同大が代表機関、NTT先端技術総合研究所と津田塾大学が連携機関になり進めてきた。

 リカジョ育成賞は、科学技術分野の未来を担う理系女子の卵である「理科好きの女子(リカジョ)」の育成を目指して日産財団が設立。年に1度募集し、選考委員会がグランプリなどを選び表彰している。「匠ガール」は次の点を評価され、奨励賞を受賞した。「化学や生物系の取り組みが多い中で、金属加工を取り上げている」「ワークショップ・ものづくり体験・ラボ体験・講演会や懇談会・事後アンケートなど、人材育成に必要なプログラムを用意している」「体系だった取り組みが参加者に高評価を得ている」「女子中高生が興味や関心を持つテーマをリサーチし、その結果に基づく構成が他の取り組みの模範になる」。

 同大は8月6日に開催する「夏休みこそ 匠ガールで ものづくり」の参加者募集を開始。第1部「ロールモデル講演会・懇談会」は、同大の男女共同参画・ダイバーシティ戦略室副室長で、地理情報システムを研究している山本佳世子教授と先輩匠ガール(女子大学院生)が話す(10時30分~12時、定員200人、無料)。第2部は「3Dプリンタでオリジナルオブジェを作ろう!」と題し、オンラインでものづくりワークショップを行う(13時~16時予定、定員50人、資料代1,000円)。

 これまでに参加した女子中高生は「先輩匠ガールの話を聞き、科学技術や理科・数学に対する興味や関心が高まった」「理系を選択する後押しになった」などの感想を寄せているという。

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