テークアウト専門店「から揚げの宮田商店」（調布市上石原2、TEL 042-444-1105）が8月6日、調布市の京王線西調布駅そばにオープンした。

サクサク、ジューシーにこだわった「から揚げ」がいつも店頭に

　「味が濃くて、ごめんなさい。」をキャッチフレーズに首都圏で5店舗を展開する「から揚げの本田商店」がプロデュースする同店。誰にもなじみある「唐揚げ」を、塩ベースの濃い味の漬けダレで、家庭では出せない独自の味と食感に仕上げ提供する。焼き肉店の経営や飲食店コンサルティングなどを手掛ける社長の宮田真理（まこと）さんが、焼き肉店用の新店舗を探す傍らで出合った同店舗の立地や客層、コロナ禍の状況などを考え、交流のある「本田商店」の業態と同社独自の飲食店経験を合わせ出店した。

　同店は駅前の道沿いに販売窓口を広げ、店頭で商品を量り売りするスタイル。オープン前からSNSなどでも話題を集め、初日から約400人が行列を作った。

　商品は、「から揚げ」単品1個約40～50グラムの「旨（うま）塩もも」（1グラム2.48円）、「旨塩むね」（同2.26円）、「甘辛ダレ」（同2.48円）と、自家製タルタルソースを添えた「チキン南蛮」（4個626円～）、「おろしポン酢醤油」（同572円～）。ご飯としば漬けを添えた「弁当」（486円～）も用意。ほかに「ポテサラ」（464円）や「鶏皮チップス」（518円）などのサイドメニュー、セットメニュー「ファミリーセット」（2,268円）、「晩酌セット」（1,080円）なども提供する。持ち帰りの時間経過後も揚げたてのサクサクした食感と肉のジューシーさを保つための工夫や、家庭での再加熱の方法なども研究し、SNSなどで紹介している。

　宮田さんは「当店のしっかり味の唐揚げは、ご飯にもお酒にも合うので、外食が難しいコロナ禍にも、家族で楽しんでもらえる商品。今後、限定メニューなども出しながら、ずっと利用してもらえるよう工夫や改良を続けたい。顔が見える路面店として、地域に愛され、地域の子どもや人通りを見守れる店になっていければ。商店街の皆さんにも、アットホームな雰囲気で受け入れていただいたので、一員として一緒に地域を盛り上げていきたい」と話す。

　現在の営業時間は10時～22時。