府中出身でフードデザイナー「モコメシ」として活躍する小沢朋子さんをゲストに迎える「第1回灯(とも)すトーク フードデザインに必要なこと」が10月8日、「ライトアップロビー」(府中市府中町1、TEL 042-306-7784)で開催される。
小沢さんは1981(昭和56)年に仙台で生まれ、府中で育った。早稲田大学応用化学科卒業後、千葉大学大学院自然科学研究科デザイン専攻を修了。インテリアデザイナーを経て、2010(平成22)年にフードデザイナー「モコメシ」として独立した。「食べるシチュエーションをデザインする」をコンセプトに、飲食店向けメニューを開発したり広告のスタイリングやケータリングのプロデュースを手掛けたりしている。季節の素材にスパイスを利かせた料理が得意で、雑誌やSNSでも広く食情報を発信している。
ライトアップロビーは京王線府中駅北口に今夏オープンした地域密着型の空間で、多目的スペースの他にシェアキッチンがある。登録者は菓子製造許可、総菜製造許可を取得したキッチンを利用して、自分の屋号で製造販売することができる。希望者はイベント当日、シェアキッチンを見学できる。
トークイベントでは主催の今村ひろゆきさんが聞き役になり、ゲストの小沢さんが個人で食ビジネスを始めるために必要なことや、続けていくための工夫について語る。今村さんは「これから開業したいと思う人や、既に営業していてさらに発展させたい人にとって、きっと役に立つ話を聞けると思う」と話す。「初期費用や許可取得などの手間がかからず業務用備品をそろえたシェアキッチンを通じて、府中での起業や新しいチャレンジを応援したい。パン・スイーツ・弁当・こだわりの調味料などの販売、ケータリング・曜日替わりの飲食店など、さまざまな食事業の可能性があると思う」とも。
開催時間は19時~21時。参加費は1,000円(ワンドリンク付)。先着15人。専用フォームから申し込む。オンラインによる参加も可。