都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)にワーケーションスポットが開設されて1カ月がたった。
同園は、入園者が快適にテレワークができるよう無料でWi-Fiや電源を使えるスポットを園内3カ所に設けた。冷暖房完備の「大温室休憩室」にはテーブル3台と椅子6脚を置き、近くに飲料自販機もある。「植物会館ロビー」も冷暖房完備で椅子を使える。「ガーデンビューロー前」は野外で電源はないが、椅子とテーブルの近くに飲料自販機がある。
広報の飯村芳弘さんは「設置直後にSNSで紹介すると瞬く間にコメントが付き、反響の大きさに驚いた」と話す。ワーケーションスポットを知った人からは「すてきな仕事環境で、いいアイデアが出そう!」「冬に暖かいのは魅力的」などの意見が寄せられた。飯村さんは「大温室休憩室のテーブルから窓越しに美しいベゴニアがよく見える。花と緑に囲まれた空間で仕事をして、疲れたら植物を眺めてリフレッシュしてほしい」とも。
今後は、利用状況を見ながらWi-Fi利用エリアの拡大を検討している。入園者が自身のWi-Fiでワーケーションするのは園内どこでも可能。飯村さんは「天気がいい日はベンチや芝生など思い思いの場所で、気持ちよくテレワークをしていただければ」と来園を呼び掛けている。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月1日)休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。ワーケーションスポット利用予約は不要だが、混雑時は入園規制を行う。