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調布でウルトラマン演じた古谷敏さんがトーク 「調布はライバルだった」

ウルトラマンの必殺技スペシウム光線のポーズをする古谷敏さん

ウルトラマンの必殺技スペシウム光線のポーズをする古谷敏さん

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で3月19日、ウルトラマン生誕55周年記念に合わせ、調布シネマクラブの主催で映画「ウルトラマン」が上映された。トークゲストにウルトラマンのスーツアクターで「ウルトラセブン」のウルトラ警備隊でアマギ隊員を演じた古谷敏さんが登壇し、約100人の聴衆を前に当時の思い出話を語った。

登壇した古谷敏さん(右)と岡本祥子さん

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 古谷さんは1960(昭和35)年、東宝撮影所(世田谷区)に第15期ニューフェイスとして入社。調布市の印象について「(調布には)日活と大映があってライバルだった。東宝の連中から調布には行くなと言われていた」と明かし、「思い出というと深大寺のそばを食べに行ったことかな」と振り返った。

 上映会ではテレビ番組「ウルトラマン」から第23話「故郷は地球」や35話「怪獣墓場」など実相寺昭雄監督の5作品を再編集したオムニバス映画「ウルトラマン」を上映。トークショーでは「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」で隊員を演じた毒蝮三太夫さんのラジオ番組でアシスタントを務めた調布市在住の岡本祥子さんが司会を担当。毒蝮さんに仲人を務めてもらった古谷さんは「人生の師」と話し、実相寺監督についてはフランス語が堪能で外務省に勤務経験もあったことから「外交官になれば良かったのに」と話した。

 ウルトラマンについて、古谷さんは「日本が誇る特撮(番組)」と評価。全39話でウルトラマンを演じたほか、最終話ではウルトラ兄弟の長兄・ゾフィーも演じたことを明かし、聴衆から驚きの声が漏れた。現在はウルトラマンなどの魅力を語り歩く「ウルトラ巡礼の旅」を行っており、「ウルトラマンを愛してくれている人がいるので頑張れる」と感慨深げに話した。「今度ウルトラセブンの映画会をやってください」と主催者にリクエストをすると、会場から大きな拍手が沸き起こった。

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