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調布が「最も地域を盛り上げたロケ地」でグランプリに ロケの問い合わせも急増

調布市がグランプリを受賞した「ロケーションジャパン大賞」授賞式の様子。長友貴樹調布市長や市職員、有賀高俊プロデューサー

調布市がグランプリを受賞した「ロケーションジャパン大賞」授賞式の様子。長友貴樹調布市長や市職員、有賀高俊プロデューサー

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 その年に最も地域を盛り上げ、まちを沸かせた作品とその地域を表彰する「ロケーションジャパン大賞」で調布市がグランプリを獲得した。

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 ロケ地とグルメをテーマにした雑誌「ロケーションジャパン」が行う同企画は今回で12回目。2020年11月1日~2021年10 月31 日に放送・公開された映画やドラマ、アニメ作品を対象とし、33作品67地域がノミネートした。6000人のアンケートと4つの指標で審査し、6作品8地域の受賞が決定。

 映画「花束みたいな恋をした」のロケ地として調布市がグランプリを受賞。受賞理由は「シーン写真満載のロケ地マップの配布に加え、ロケ地観光パネルを市内各所に設置。ロケ地を巡るイベント「謎解き街巡り」をオンライン・リアル共開催するなど、映画をきっかけに街への興味を持ってもらう仕掛けを数多く作り、ファンを呼び込んだこと」としている。ロケ地巡りのSNS投稿をストーリー仕立てに編集した「Special Thanks Movie」を公式サイトで公開し注目を集めたことも評価された。

 準グランプリには「おかえりモネ」の宮城県気仙沼市、登米市が特別賞にはアニメ「ゆるキャン△ SEASON2」の静岡県や映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」の滋賀県などが受賞した。

 受賞した長友貴樹調布市長は「この度はロケーションジャパン大賞グランプリに選出いただき、大変光栄。今回の受賞は、調布市のみの力によるものではなく、多くの関係者の皆さまの協力のたまもの。今後も『映画のまち調布』の、さらなるPRの強化に努めていきたい」とコメントを寄せる。

 調布市によると、ロケの問い合わせ件数は、2021年度は1月末時点で577件あり、そのうち実際に撮影が行われた件数は100件。映画・映像関連企業が約40社ある同市では「映画のまち調布」をキャッチコピーとしてシティーセールスを行っており、この数年で問い合わせ件数が大きく増えているという。

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