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調布・仙川のパスタ専門店が20周年 十割生パスタで人気店に

パスタ専門店「&CRAFT 仙川パスタ」看板メニュー「ジャポネーゼ・ミートのスパゲッティー」(手前)と「ボロネーゼのナポリイネ」(奥) サラダには自家製生ドレッシングを

パスタ専門店「&CRAFT 仙川パスタ」看板メニュー「ジャポネーゼ・ミートのスパゲッティー」(手前)と「ボロネーゼのナポリイネ」(奥) サラダには自家製生ドレッシングを

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 調布・仙川駅近くの自家製生パスタ専門店「&CRAFT(アンドクラフト) 仙川パスタ」(調布市仙川町1、TEL 03-5315-8820)が4月18日で20周年を迎えた。

パスタ専門店「&CRAFT 仙川パスタ」の製麺室で自家製生パスタを製造する様子

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 パスタを中心としたイタリア料理のフランチャイズチェーン店として2002(平成14)年に創業した同店。2016(平成28)年からは店内にパスタの製麺所を併設し、イタリアから取り寄せた製麺機で毎日小麦粉から作る生パスタ専門の直営店として店名も改め、営業を続けてきた。創業20周年を迎えるに当たり、昨年7月、店のイメージカラーを「海をイメージ」したブルーに変え、店名に「手作り工房」を意味する「CRAFT」を加えた。

 「リーズナブルに健康的な食生活を提供する」ことをモットーに、日々食材選びやメニュー開発など改良を重ねてきた。生パスタの一つ「ナポリイネ」は、具材の多いナポリタンに使ってもコシやモチモチ感が残るよう、つなぎの卵を入れず、イタリアの職人に手作りしてもらったという生地を押し出す絞り口金(ダイス)を使って、完全オリジナルの「十割生パスタ」として提供。「納得いく味と食感になるまでに2年程度かかった」とパスタ製麺を担当するシェフの佐々木拓也さんは言う。

 ミートソースなどに使う豚肉は、パスタなどの食品ロスを活用する、SDGsを意識した飼料を使って飼育された「うすいファーム」(神奈川県厚木市)の「あつぎ豚」を数年前から使う。野菜は農家と提携して旬の露地栽培のものを仕入れ、それらの野菜を使った「野菜を野菜で食べる」をコンセプトにした無添加・非加熱の生ドレッシングも提供。できる限り生産農家から直送する、安心できる新鮮な食材を使って店内で調理することで、それぞれの食材を生かした料理を提供。原材料が高騰する中にあっても基本メニューの価格は据え置き、連日多くの客が訪れる人気店として営業を続けている。

 メニューは、あつぎ豚と黒酢を使った「ジャポネーゼ・ミート」、あつぎ豚とイタリア産トマトを使った「ボロネーゼ」、季節限定「ジェノベーゼ」など基本のパスタメニュー(605円)を6種類用意し、「自家製温泉卵」(110円)や「陸奥湾産ホタテ」(319円)など10種類以上のトッピングを取りそろえるほか、オリジナルのケチャップを使った「ナポリタン」(935円)、「生ハムのサラダパスタ」(990円)、「セットサラダ」(209円)なども用意する。

 佐々木さんは「20年続けてこられたことに感謝しかない。親子3世代にわたって利用してくださるお客さんなどにも支えられ、コロナ禍も乗り越えることができた。これからも常に進化を続け、楽しんでいただける店にできたら」と話す。

 営業時間は11時~16時、17時~21時(時短営業継続中。通常は23時まで)。

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