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調布・柴崎「らーめんどんぐり」がリニューアル 至近に移転、冷凍販売視野に

「らーめんどんぐり」の新店舗と店主の松田裕美さん

「らーめんどんぐり」の新店舗と店主の松田裕美さん

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 調布・柴崎駅近くのラーメン専門店「らーめんどんぐり」(調布市菊野台2)が6月10日、至近に移転しリニューアルオープンした。

「らーめんどんぐり」の「鯖そば」 

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 長崎県出身の店主・松田裕美さんが、故郷の人気ラーメン店「らーめん砦(とりで)」グループ代表・川尻龍二さんプロデュースのラーメンを看板メニューに2018(平成30)年にオープンした同店。「ほかではあまり味わえない」という、焼きさばを使ったスープの看板ラーメン「鯖(さば)そば」はラーメン通にも注目され、ラーメン専門誌などにも取り上げられた。ラーメン店を持つ夢を実現できずに病気で亡くなった夫の意思を継ぎラーメン店を始めたエピソードは共感を呼び、テレビ番組などでも紹介。ラーメンだけでなく、会話も楽しむ雰囲気を持つ同店には近隣の客も多く来店し、昨年12月に3周年を迎えた。

 「初めての飲食店経営で心細かったが、少しずつリピーターが増え、仲間のような、家族のようなお客さまたちに支えられた3年間だった」と松田さんは振り返る。コロナ禍では試行錯誤しながら営業を続け、ラーメンをカップに入れたテイクアウト販売なども行った。同グループのほかのラーメン店では、ラーメンを冷凍して自動販売機で販売することを始め、同店でも同様のサービスを検討。旧店では冷凍食品の製造ができないことから移転を決め、200メートルほど離れた場所で同店をオープンした。

 店舗面積は約7坪で、カウンターのみ5席を用意。内装はシンプルに仕上げ、松田さん自身で少しずつ装飾などを施すという。メニューは変更せず、「二代目鯖そば」(810円)、残ったスープに入れて雑炊風に食べることを勧める「ダンクライス」(150円)、グループ共通の「黒豚餃子(ギョーザ)」(400円)」などを引き続き用意。冷凍ラーメンの販売は、機材がそろい次第、店頭で始める予定。

 松田さんは「冷凍ラーメンは湯煎だけで店とほとんど同じ味で食べることができ、食品ロス対策にもつながるのでぜひ利用いただけたら。店はこれからも仲間やファミリーが気軽に集い、新たなつながりが生まれる場にできれば」と話す。

 営業時間は、月曜・土曜・祝日=11時~16時、火曜・木曜・金曜=11時~14時、18時~20時。水曜・日曜定休。

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