「トリエ京王調布」C館内にある「猿田彦珈琲(コーヒー) 調布焙煎(ばいせん)ホール」(調布市小島町2、TEL 042-444-2632)が9月29日で5周年を迎えた。
「猿田彦珈琲」の焙煎士の都築尚徳さん(中央)、斉藤さん(左)、伊田さん(右)
「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」を目指し2011(平成23)年に恵比寿で創業したスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」。現在では19店舗を展開し、同店は2017(平成29)年に旗艦店としてオープンした。店舗面積は同社店舗の中でも「最大級」で、ガラス張りの焙煎工房を併設し、同社全体のコーヒー豆を製造している。落ち着いた空間を目指した店内では、焙煎の様子を眺めながらコーヒーを飲むことができ、連日多くの客が訪れている。
上階には映画館「シアタス調布」があり、屋外には広場「てつみち」がある立地から、「映画半券サービス」や子ども向けのメニューなども用意。2019年からは、パン職人と共にプロデュースするベーカリーブランド「オキーニョ」のパンも取りそろえる。「子どもから年配の方々まで日常的に利用していただき、居心地が良くてつい長居してしまうと言っていただけている」と店長の北島惠さん。
コーヒー豆はリニューアルを繰り返し、ブレンドを常時約5種類、シングルオリジン約3種類を提供。「季節のブレンド」は毎月新商品を用意。コーヒー豆はスペシャルティコーヒー国際品評会に出品された評価の高い豆や、ランキング1位の希少豆を単独で落札するなどして、「お客さまに飲んでもらいたい」という生豆を仕入れる。焙煎士が日々、それぞれの豆に合う焙煎を見極め、「最もおいしいと思う」コーヒーに仕上げ販売。創業以来、直接取引する農園の数は増え、その関係は密になり、コーヒー豆の焙煎量はこの5年間で2倍以上に増加したという。
北島さんは「これからもスタッフが元気に笑顔で働くことで、お客さまに居心地よく過ごしていただき、より一層地域に根付いた店にできたら」と話し、焙煎士で製造部長の都築尚徳さんは「会社が大きくなっても日々、品質にこだわることには変わりなく、『コーヒーのおいしい店』であり続けたい」と話す。
営業時間は10時~21時。