観葉植物のビカクシダ専門店「ELK Leaves(エルクリーブズ)」(調布市菊野台3)が10月10日、調布市柴崎駅近くにオープンした。
「生活を豊かにする」雑貨などを製造販売する「ノルコーポレーション」(菊野台3)が手がける同店。国内外でさまざまな取引を行う中、インテリアの一部として注目されている観葉植物のビカクシダに出合い、販売店や農場から直接買い付け、「生活を豊かにする」新商品として栽培を開始。商品として販売できる状態に育ったビカクシダがある程度そろったことから、同社開発拠点の近くに同店を開いた。
ビカクシダは葉の形がヘラジカの角に似ていることから名付けられ、熱帯域の岩や樹幹に着生する植物で、栽培には温暖な気温・日当たり・風・適度な水が必要となる。同店では、バリ島から大小さまざまな大きさの苗を仕入れ、ミズゴケに着生させ、室内を適温に保ち、育成ライトや送風機を使って、乾燥の状態を確認しながら水やりするなど、成長しやすい環境を模索しながら栽培、記録を蓄積して日々改善を重ねたという。今後はバリ島以外からも仕入れることも計画している。
ビカクシダの魅力について、同社小売事業部長の北岡浩太郎さんは「成長が早いので日々変化を見ることができ、個体差が大きく、それぞれ全く違う形に成長するのが面白い」と話す。現在販売している商品は約半年かけて栽培し、インテリアとして販売できると判断した30個程度。生育の状況を見ながら、月に数回程度の営業を予定し、今後、塊根植物や多肉植物などの取り扱いも計画している。
北岡さんは「地域の方々の『生活を豊かにする植物のある暮らし』の手伝いになったらうれしい。営業日は限られるが、近隣にはあまりないビカクシダを見にフラッと立ち寄ってもらえたら」と話す。
営業日はインスタグラムで知らせる。