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調布で自然エネルギーのイルミネーション 子どもたちが作った電気で点灯

「イルミネーションRE100」のワークショップで制作したソーラーランタン(写真:水野眞奈実)

「イルミネーションRE100」のワークショップで制作したソーラーランタン(写真:水野眞奈実)

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 自然エネルギーを使ってイルミネーションを点灯するイベント「光と遊ぼう!みんなでつくった『自然のデンキ』 イルミネーションRE100」が12月10日、京王線調布駅前トリエ京王調布(調布市小島町2)C館の屋外広場「てつみち」で開催される。

2021年「イルミネーションRE100」でライトアップした太陽をモチーフにしたオブジェ(写真:水野眞奈実)

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 再生可能エネルギーの普及活動を行なう小林昭一さんが中心となり、2018(平成30)年に多摩市で始めた、再生可能エネルギーだけでイルミネーションを点灯させる試み「イルミネーションRE100」。同市のほか、賛同した市民団体などが同時に点灯する。調布市では自然エネルギーだけで電気を自給自足する建物を通して環境教育に注力する一般社団法人「えねこや」(深大寺北町2)が中心となって企画。小林さん指導の下、2020年に同活動を始め、今年で3回目の開催となる。

 イルミネーションは、事前に開催した調布市主催の環境講座で小学生たちが発電した電力や、太陽光で発電した「えねこや」の電力を使い点灯。講座には今年も10組以上の親子が参加し、初回は風車を工作して風力発電し、2回目は水車を工作して用水路で水力発電した。今年は「脱プラスチック」をテーマに、これまでのペットボトルなどを使った工作から、風車は紙製、水車は木製にして、より自然に配慮した講座を開いた。参加した小学生からは「自分が住む場所の風や水で電気を作れることに感動した」という声が聞かれたという。

 当日は、市内在住の造形作家、山田はるこさんが木の実をテーマにしたソーラーランタンや影絵の制作ワークショップを企画。これまでに制作したオブジェに加え、新たに木をイメージしたオブジェを制作し、光る実を木に実らせる予定。

 えねこや理事の菅野千文さんは「子どもたちが作った自然エネルギーのイルミネーションを眺めることで、『地球に優しいエネルギーとは何か』について、子どもも大人も考えるきっかけになり、子どもたちが生きる未来につながれば」と話す。

 イベントの開催時間は14時~18時。17時に点灯式を予定。雨天順延。

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