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調布・神代植物公園で「椿ウィーク」 同園ゆかりの2品種を含む250種類620本

淡いピンク色の花弁がそり返る蓮華咲きの「神代都鳥」

淡いピンク色の花弁がそり返る蓮華咲きの「神代都鳥」

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 間もなくツバキの花が見頃を迎える都立神代植物公園(調布市深大寺元町5)で3月11日、「椿ウィーク」が始まる。

昨年、新品種登録された「神代桃錦」

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 同園の「つばき・さざんか園」には、江戸椿や肥後椿などさまざまな系統のツバキ250種類620本が植えられている。中でも「神代都鳥(じんだいみやこどり)」と「神代桃錦(じんだいももにしき)」は同園で見いだされた品種で、「神代」の名を冠している。

 「神代都鳥」はかつて、「桃色都鳥」という樹名板が付けられていた。花形は江戸ツバキの名花である「都鳥」に似ているが、花の色が本来の白色ではなく桃色であることが特徴。日本ツバキ協会の登録品種ではなかったことから、発見地の「神代」と花形や葉形がよく似ている「都鳥」を合わせて「神代都鳥」の名前で一昨年、新品種登録が認められた。

 「神代桃錦」は同園の培養所で発見され、昨年、新品種登録が認められたもの。花径は約6センチと大きく、重量感のある宝珠咲き。咲き始めの形が桃に似て、白地の花びらに濃紅色の筋模様が入ることから名付けられた。

 広報の土方千鶴さんは「いずれも当園でしか見られない貴重な品種なので、多くの人にご覧いただきたい」と話す。18日・19日はボランティアガイドが「つばき・さざんか園」を中心に園内の見どころを案内する。両日とも10時30分・13時30分、正門に集合。

 植物会館1階展示室で14日~19日、ツバキの鉢花や切り花を展示する『神代つばき展』を開催する。土方さんは「さまざまな種類のツバキを見比べることで、古くから愛されてきた園芸植物ツバキの魅力が伝われば」と話す。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)、3月27日は臨時開園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。ガイド参加・展示観覧は無料。今月19日まで。

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