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調布・神代植物公園で「世界一美しい花木」ヨウラクボク開花 関東2カ所目か

開花したばかりのヨウラクボクの花。2月24日に神代植物公園が撮影

開花したばかりのヨウラクボクの花。2月24日に神代植物公園が撮影

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 神代植物公園(調布市深大寺元町5)で2月24日、「世界一美しい花木」と呼ばれるヨウラクボクが開花した。

花が咲きそろうと、垂れ飾りのようにいっそう美しくなる

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 ヨウラクボクはミャンマー原産のマメ科で、一属一種の珍しい植物。高さ10メートル以上になる常緑高木だが、栽培下では4~6メートルのものが多い。葉は羽状複葉(うじょうふくよう)で、若葉は暗赤色を帯びて垂れ下がる。花が美しいことから熱帯地方の庭園に植えられ、タイでは1メートルほどの鉢植えで販売されることもある。

 漢字で書くと「瓔珞(ようらく)木」。瓔珞は珠玉を連ねた首飾りや腕輪のことで、インド貴族が身に着けた。仏教では仏像の頭上につるす飾り具になり、寺院内を荘厳にする垂れ飾りもさす。英名はPride of Burma(ビルマの誇り)やQueen of Flowering Tree(花木の女王)で最高の賛辞が込められている。

 花は朱色で、複数が房状に60~90センチ垂れ下がって咲くマメ科最大の花序。開花するとランのような優美な姿で、3枚の発達した花弁の先端に黄色い模様があるのが特徴。落花しても花茎に花弁状の小苞(しょうほう)が残り、赤い翼を広げたような姿が楽しめる。

 同園では大温室をリニューアルした2016(平成28)年、熱帯花木室に植栽した。現在は高さ5.8メートルに成長し、2月1日につぼみを確認した。国内施設での開花例は、高知県立牧野植物園(高知市)が2000(平成12)年にミャンマー森林局と同国植物の共同調査を始め、2008(平成20)年に園内で咲いたのが初めて。その後、数カ所の施設で開花記録があり、関東では国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市)に次いで同園が2カ所目と見られる。

 広報の土方千鶴さんは「花を目にすることがまれな植物の一つで、私たちも咲くまで見守ってきた。この機会に、多くの人に『世界一美しい花木』をご覧いただきたい」と話す。鑑賞した客は「珍しい花が見られて良かった。今咲いているのは奥の方だが、見やすい位置で開花したら近くでまた見たい」と話していた。現在は6つの花序が確認されており、順次開花すれば3月中旬まで見られる見込み。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)、3月27日は臨時開園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。

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