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府中で「プラネタリウム100周年記念」番組 6施設と星空紹介のトークバラエティー

「府中市郷土の森博物館」の小林解説員(左)と「さいたま市宇宙劇場」の佐々木解説員(右) 提供:府中市郷土の森博物館

「府中市郷土の森博物館」の小林解説員(左)と「さいたま市宇宙劇場」の佐々木解説員(右) 提供:府中市郷土の森博物館

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 府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)プラネタリウムが3月19日、プラネタリウム100周年記念事業「特別投映 日本全国プラネタリウムぶらり旅」を開催する。

ドームに映るスカイライン(多摩丘陵)と、西へ沈みゆく太陽 提供:府中市郷土の森博物館

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 2023年は、近代的な光学式プラネタリウムがドイツで誕生してから100周年に当たり、国際プラネタリウム協会は今年から2025年にかけて、さまざまな記念事業を行う。日本プラネタリウム協議会も歴史を振り返りながらプラネタリウムの魅力を発信し未来の発展につながることを目指して、加盟する施設や団体が、それぞれにオリジナリティーのある企画を展開する。

 同館を運営する五藤光学研究所(矢崎町4)は、プラネタリウム事業で携わる全国6施設の協力で「日本全国プラネタリウムぶらり旅」を制作。番組内容は各施設の違いを紹介しながら、プラネタリウムと星空の魅力を解説するトークバラエティー。6館で順次投映する。

 初回に当たる同館では、小林解説員とさいたま市宇宙劇場の佐々木解説員がかけ合いで楽しく分かりやすく話す。小林さんは「現在のプラネタリウム機械はさまざまで、施設によって座席などの設備も違う。各館が工夫を凝らして投映しており、生解説の場合は解説員の個性も魅力の一つ」と話す。

 番組では、普段映すことのない他館のスカイライン(ドーム下部のパノラマ風景画)も紹介する。「各地の風景と共に、見える星空が少しずつ違うことを知っていただき天文理解を深めてもらえれば。興味を引く施設があれば現地に足を運んで、実際のプラネタリウムと夜空を見てほしい」とも。小林さんは「この機会に『あなたの知らないプラネタリウムの世界』をのぞいてみよう」と笑顔で呼びかける。

 開始は11時30分と15時30分(各回45分間)。観覧料は、大人=600円、中学生以下=300円、4歳未満無料。各種割引は利用できない。博物館入場料が別途必要。チケットは同館ホームページで販売している(当日券は9時から販売)。

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