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「府中市民桜まつり」で4年ぶりのパレード 初の民踊流し、多彩な催し復活も

府中公園周辺の桜並木(過去の様子、府中市提供)

府中公園周辺の桜並木(過去の様子、府中市提供)

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 桜通りと府中公園通りにちょうちんやぼんぼりを点灯(18時~21時)して花見情緒を盛り上げる「第52回府中市民桜まつり」が3月17日、始まる。期間中の25日・26日は両通りを歩行者天国(11時~16時)にして、周辺地域で多くのイベントを行う。

昨年の「春を寿ぐ夜桜あかり」

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 府中の春の風物詩として多くの人出でにぎわう同まつりだが、2020年はコロナ禍により中止。2021年はちょうちんやぼんぼりの点灯、パネルや大型ビジョンで過去の様子を紹介するなど異例な形で行われた。昨年は規模を縮小しながらも府中公園で模擬店出店や演芸大会が行われ、3年ぶりの歩行者天国で花見を楽しむ姿も見られた。今年は複数の会場で多くの催しを予定し、久しぶりに本格的な「桜まつり」を開催する(雨天中止の催事あり、26日まで)。

 歩行者天国では、同まつり初の「民踊流し」(25日13時~14時)と4年ぶりの「パレード」(26日13時~14時)を開催。府中公園で「模擬店の出店」「スポーツスライダー」「自由遊びコーナー」「ふれあい動物園」を行い、園内特設ステージで「演芸大会」「王様戦隊キングオージャーショー(26日のみ)」を披露する。隣接する中央文化センター駐車場では「ボッチャ体験」のほか、「警察・消防」「スポーツ団体」のPRコーナーを展開。寿中央公園内でも「模擬店の出店」「『移動天文観測車ペガサス2』による昼の天体観測」「ミニSLの運行」を行う。両園共通で中学生以下を対象に「宝探し大会」も開く(各日先着250人)。

 主要行事開催中(25日・26日の10時~16時)は混雑が予想されるため、両園内ではシートを広げるグループ花見や酒類を伴う宴会、ベンチなど野外席を長時間利用する行為を禁止する。歩行者天国時はバス路線の一部変更など周辺の交通規制あり(雨天中止)。

 同まつりに合わせて、府中市とまちづくり府中は「むさし府中まちバル2023春(まちバル24日~26日・あとバル27日~31日)」「第8回キテキテ府中マルシェ(25日・26日)」も開催する。

 府中観光協会は昨年に続き、寿中央公園の桜をライトアップする「春を寿ぐ(ことほぐ)夜桜あかり」を行う(18時~21時)。同協会担当者は「遊歩道の夜桜がひょうたん池に映る美しい姿を静かに鑑賞して」と呼びかけている。

 寿中央公園の桜はソメイヨシノが多く、開花時期を考慮しライトアップを4月2日まで行う。桜通りと府中公園通りの桜は数年前から順次、老木をコシノヒガンザクラに植え替えている。同種の花の見頃に合わせ、同まつりはこれまでより1週間程度早く開催する。

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