四季折々に合った日本酒と料理を提供する居酒屋「日本酒のまっさん」(調布市国領町7、TEL 042-453-4082)が調布市国領駅近くにオープンして、4月7日で1カ月がたった。
居酒屋「日本酒のまっさん」店主の北川将教さん 開放的でシックな店内で
調布市内を中心に20年以上営業する居酒屋「よだれ屋」グループで15年以上経験を積んだ北川将教さんが初めて手がける同店。料理が好きで、自分で作った料理と自分で選んだ酒を提供して客に喜んでもらえる飲食業に魅力を感じ、将来自分の店を持つことを見据え飲食店での修業を始めた。創作料理を中心に提供する「よだれ屋」は独立志向のあるスタッフが多いと知り、縁もあって入店。グループ内の異なる業態の店の立ち上げや店長なども経験した。
独立の地に選んだ国領は日常的に利用している街で、大きな看板が目を引き理想に近いと思っていたテナントが空いたことから即独立を決め、同店を開いた。店舗面積は約9坪で、テーブル8席とカウンター6席を用意する。
提供するのは、日本の四季に合わせた日本酒と旬の料理。冬には新酒や熱かん、夏には冷や酒など、季節に合ったさまざまな産地の日本酒を常時20種類ほど取りそろえ、それらに合う料理を用意する。鮮魚は修業先で取引していた仕入れ先に自身で出向き、「その日の良いものを見て買い付ける」という。
メニューは、「刺し身盛り合わせ」(770円~)、「牛すじ煮込み」(550円)、「ひな鶏半身揚げ」(1,090円)などの定番メニューのほか、「山芋のたつた揚げ」(770円)などその時々で変わるメニューも用意。ドリンクは日本酒(半合550円~)のほか、ビールや焼酎なども取りそろえる。
北川さんは「国領駅周辺はコロナ禍で居酒屋が激減した。気取らない居心地のいい店を目指し、再び多くの人が集う地域に盛り上げられれば」と話す。
営業時間は17時~24時。日曜定休。