府中市在住のイタリア人ピアニスト、アルベルト・ピッツォさんが4月29日、府中の森芸術劇場ふるさとホール(府中市浅間町1)でコンサートを開く。フィーチャーアーティストとして、ピンク・レディーのケイちゃんこと増田惠子さんが出演する。
陽気さと哀愁の二面性をピアノで表現するアルベルト・ピッツォさん
アルベルトさんはナポリ出身のピアニストで作曲家。「鍵盤の魔術師と呼ばれる超絶技巧と、こぼれ落ちる涙のようなタッチは必聴」と評されている。昨年「こもれびの椅子」を作曲し、増田さんのソロデビュー40周年記念曲の一つとして提供した(作詞は松井五郎さん)。
コンサートではアルベルトさんのピアノ演奏に合わせて、増田さんが歌う姿を初披露する。主催者は「アルベルトさんの奏でる美しい音色と、増田さんの優しいハスキーボイスが聴く人を包み込むのでは」と話す。
また、ベスビオ火山やポンペイ遺跡を彷彿(ほうふつ)させる「ネアポリス」、美しい地中海が目に浮かぶ「Mediterraneo」、ウクライナを思って作曲した「Tears of peace」、愛情にあふれた「When in Love」など、アルベルトさんが作曲したプログラムを予定している。
増田さん以外にも多彩なアーティストが出演。昨年「第2回イブラ・グランド・アワード・ジャパン・コンクール」のグランプリ審査で、ピアノ部門特別賞を受賞した井上ルークアーサー龍太郎さん、2006(平成18)年から日本各地で演奏活動を続ける弦楽四重奏Grazia、アルベルトさんのピアノを深く理解し共に活動しているソプラノ歌手の角南有紀さん、アルベルトさんと同じイタリア出身で、フラメンコとエレクトリックのギターを演奏するラファエル・シニアさん。
14時開演。前売り券は、大人=4,500円(当日券5,000円)、学生=3,000円(同3,500円)。未就学児は入場不可。チケットは、府中の森芸術劇場、チケットぴあ ムジカネーヴェ(TEL 090-2891-5784)で扱う。