電気通信大学(調布市調布ヶ丘1)が7月15日と8月24日、女子中高生の理系進路選択支援プログラム「匠(たくみ)ガール」を開催する。
同プログラムは同大男女共同参画・ダイバーシティ戦略推進室が中心に2017(平成29)年から進めているプロジェクトで、これまで企業の研究開発現場見学や同大での研究室(ラボ)体験などを企画してきた。2021年と今年、日産財団「リカジョ育成賞」奨励賞を受けた。
7月15日は5つのテーマから選びラボ体験ができる。内容は「バーチャルリアリティーのための視覚インターフェース」「ロボットで専門家の医療技能を再現してみよう」「エレクトロニクス志向の材料づくり~匠な物質科学と有機化学」「マジでつよい磁石を作ってみよう」「抗体を用いた海馬神経細胞の染色と観察」。6月15日から、参加者を募集する。
8月24日は4つのテーマから選べ、7月27日に募集を始める。内容は「バーチャルリアリティーのための触覚インターフェース」「コンピュータで脳を作る」「レーザーで体験!量子技術超入門」「計算機シミュレーションによる原子レベル物質設計」。
7月16日と11月26日は「オープンキャンパス企画」として、女子進学希望者向け相談会を開催する。
担当者は「ラボ体験を通して理工学を学ぶ楽しさを知っていただき、将来理系分野で活躍する女性が増えることを願っている。一人でも友人と一緒でも歓迎なので、夏休みを利用してぜひ参加してほしい」と呼びかけている。応募は専用フォームで受け付ける。