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調布・国領のベーカリー「ピノ」が10周年 ねこパンアレンジコンテストも

ベーカリー「PINO」に並ぶパン 手前がカスタードクリームパン

ベーカリー「PINO」に並ぶパン 手前がカスタードクリームパン

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 調布・国領にある狛江通り沿いのベーカリー「やさしいパンの店PINO(ピノ)」(調布市国領町4、TEL 042-441-7688)が6月21日で10周年を迎える。

ベーカリー「PINO」店主の松林真二さん

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 「どこか懐かしいやさしいパンが並ぶ街のパン屋」を目指し、食品関連の仕事に従事していた松林真二さんがオープンした同店。「毎日食べてもらいたいからこそ、安心安全なパンを提供したい」との思いで、国産小麦粉を使い、イーストフード・乳化剤・保存料などの添加物を使わないパンを用意する。口溶けの良さも重視して小麦粉の品質、配合、時間管理、温度管理にも気を配り、老若男女が食べやすいソフト系のパンを取りそろえる。オーブンは小型のものを使い少量ずつ焼き上げることで、常に焼きたてを並べる。

 看板商品はクリームパン、メロンパン、食パンなどなじみのあるパン。中でも、最も近い養鶏場である「高野養鶏場」(府中市)から直送する新鮮な卵を使った「カスタードクリームパン」が一番の自信作で、10年間で11万個以上を販売した。メロンパンは通常の味に加え、季節限定で「イチゴメロンパン」「紅茶メロンパン」「抹茶メロンパン」などを用意し、「季節を感じられる商品」にも注力してきた。

 松林さんはこの10年を「毎日をこなすだけで精いっぱいで、あっという間だった」と振り返る一方、「創業当初、抱っこされて来店していたお客さまが1人でお遣いに来るようになり、見上げる身長に成長した。今では自分の小遣いで買いに来てくれることに月日の流れを感じ、感慨深い」と話す。

 10周年を迎えるに当たり、記念イベントを企画。保護猫活動に協力して昨年開発した猫型の食パンを使った「みんなのねこパンアレンジコンテスト」では、1日6匹限定の「ねこパン」を購入して、顔を描くなどアレンジした画像をインスタグラムに投稿した人の中から、上位3人に記念品を贈る。17日・18日には来店客に10周年記念トートバッグを進呈。

 松林さんは「自分の店を持つという夢はかなえることができた。これからも毎日食べたくなる安心安全な味と価格をできるだけ維持し、同じ志を持つパン屋を目指す人に伝授することも視野に入れられれば」と話す。

 営業時間は8時~19時。月曜・火曜定休。

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