食べる 見る・遊ぶ

調布・柴崎のカフェ併設ギャラリーが10周年 地域のアート文化の拠点目指す

「Gallery & Cafe Warehouse Garden」店主の倉田園子さん 店内へのアプローチには緑豊かな植栽

「Gallery & Cafe Warehouse Garden」店主の倉田園子さん 店内へのアプローチには緑豊かな植栽

  • 195

  •  

 調布・柴崎のカフェ併設ギャラリー「Gallery & Cafe Warehouse Garden」(ギャラリーアンドカフェ ウェアハウスガーデン)」(調布市菊野台1、TEL 042-487-8056)が7月13日で10周年を迎えた。

「Gallery & Cafe Warehouse Garden」のテラス席 ペットも可

[広告]

 グラフィックデザイナーとして書籍や雑誌のデザインなどを手がけてきた倉田園子さんが2013(平成25)年にオープンした同店。クリエーター集団「Fullerene(フラーレン)」に所属し、看板や販促グッズなど店舗のトータルなデザインなどにも活動の幅を広げ、自身の店を持ちたいと思うようになったと言う。アート文化の拠点としてレンタルギャラリーを中心に、訪れた人が一息つけるカフェも併設する店として、自宅の一部を改装し同店をオープンした。

 店舗面積約12坪のうちレンタルギャラリーは約5坪で、絵画展、写真展、ハンドメード作品展、コンサート、ワークショップなど多様なイベントを開催してきた。利用するリピーターも増え、スケジュールが埋まりつつあった時にコロナ禍が直撃。「イベントが全てキャンセルになったことが、この10年で最大の困難だった」と振り返る。ようやく少しずつ予約が戻りつつあり、10周年当日には、アーティフィシャルフラワーや銀粘土作品のグループ展で10回目の開催となるイベント「Mochi・Yori(もちより)」が開催される。

 カフェスペースには、店内14席、テラス6席を用意し、ランチタイムからバータイムまで営業する。料理は地元調布市産の野菜を積極的に使う家庭料理を倉田さんが手作りし、ランチタイムには日替わりの洋食プレートと和食膳などを用意。10年を振り返り、「毎日食べに来てくれる常連客ができたことが一番うれしい」と言う。

 同店をオープンするに当たり、柴崎の街を多くの人に紹介したいと「柴崎MAP(マップ)」を企画。クリエーター仲間が開店祝いに制作した後、倉田さんがアップデートを重ね、現在8版を無料配布している。

 倉田さんは「これまで続けられたのは利用してくれた方々のおかげ。これからもできるだけ長く続け、アート文化の拠点になれれば」と話す。

 営業時間は11時~20時30分(金曜・土曜は22時まで)。火曜・水曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース