夏の植物の魅力が楽しめる「真夏の植物ワンダーランドin神代植物公園」が7月22日、都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で始まった。
期間中、園内各所でさまざまな企画を行う同イベント。中でも毎年、多くの子どもたちが参加する人気企画が、8月1日~13日に大温室休憩室で行う「夏休み特別企画 食虫植物展」。ハエトリグサやウツボカズラなどさまざまな食虫植物を展示し、食虫方法の解説や実演を行う(3日・4日・8日・9日)ほか、即売会も開く(1日・5日・6日・11日・12日・13日)。
8月25日・26日の一般開園終了後に開く「大温室夜間公開~夜の植物のフシギな世界~」では、夜に開花する植物や香りが強くなる植物を鑑賞する。今年はエリアを拡大し、「つつじ園」の池で夜に咲くオオオニバスも鑑賞する。参加費は300円(中学生以下無料)。17時30分~20時30分(最終入園20時)。
ガイドボランティアによる「夏休み親子自然教室」を7月30日、植物会館1階ロビーで開く。タラヨウの葉ではがきを作ったり、ムクロジの実で作られた液でシャボン玉を飛ばしたりする(13時~15時)。同所では8月18日、イラストや写真を使って缶バッジ作り体験も行う(9時30分~16時)。いずれも材料がなくなり次第、終了。
植物多様性センター情報館では「夏休み自由研究!植物・動物 観察レポートをつくろう!」を行い、参加者に同園オリジナル缶バッジかポストカードを進呈する。9月30日まで。
期間中、公園協会アプリ「TOKYO PARKS PLAY」を活用したキッズイベント「アプリde園JOY!」を開催。リニューアルされた子ども向け謎解きコンテンツ「神代植物公園版かいけつゾロリと花のまほう」などが楽しめ、クリアするとオリジナルシールを進呈する(シールの配布は、なくなり次第終了)。
広報担当の土方さんは「大温室休憩室は冷房完備で、ベゴニア室やラン室は通年20度前後に設定され、真夏でも涼しく植物観賞できる。夏休みを楽しみながら植物の不思議さも学んでいただけたら」と話す。
NHK連続テレビ小説「らんまん」のモデル・牧野富太郎の生涯と功績について、東京での足跡をたどりながら紹介する特別企画展「私は植物の精-牧野富太郎-」を現在、植物会館1階展示室で同時開催している。大日本植物志や図鑑などの出版物、ヤマトグサやムジナモなどゆかりの植物を多数展示。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。8月27日まで。