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調布・深大寺にフルーツサンドのカフェ「果実屋珈琲」 物語コーポが新業態

「果実屋珈琲」のフルーツミックスサンドと名物かにサラダサンドのハーフアンドハーフ

「果実屋珈琲」のフルーツミックスサンドと名物かにサラダサンドのハーフアンドハーフ

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 カフェ「果実屋珈琲(コーヒー)調布深大寺店」(調布市深大寺東町1、TEL 042-452-8868)が6月30日、調布市深大寺近くにオープンした。経営は物語コーポレーション(愛知県豊橋市)。

「果実屋珈琲調布深大寺店」の外観

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 1949(昭和24)年におでん料理店として創業し、現在では「焼き肉きんぐ」「丸源ラーメン」など外食事業のチェーン店を展開する同社が新たに手がけるカフェ業態の1号店。「『個』の尊厳を『組織』の尊厳より上位に置き、『とびっきりの笑顔と心からの元気』で世の中をイキイキさせる」ことを長期経営ビジョンに掲げ、常に新たな事業を開発。構想から2年をかけ、これまで未着手だった喫茶市場に挑戦する。

 新業態では「自然の恵みをぜいたくに」をコンセプトに、フレッシュフルーツのサンドイッチを看板メニューに据えた。都心で注目されているフルーツサンド、パフェ、客の前で仕上げるモンブランなど、「日常の中のちょっとしたぜいたく」を、都心に出向かずに楽しんでもらえる店として、チェーン展開を視野に1号店を開いた。

 フルーツは冷凍を使わず、毎朝糖度を確認して一定以上の甘さの生フルーツを使う。フルーツサンドのクリームには生クリームとマスカルポーネを合わせ「コクのあるクリーム」に仕上げ、パンは国産小麦を使って「具材との相性を考えた食感を研究」し、毎日、店内で焼き上げる。フルーツサンド(968円~)は定番の4種類と季節限定メニューを用意し、「名物かにサラダサンド」など食事系のサンドイッチ(858円~)5種類も取りそろえ、2種類のサンドイッチを選べるハーフアンドハーフを用意することで、数多くの組み合わせを楽しめるようにした。

 店舗面積は約90坪で、ソファ席、ボックス席、カウンター席、テラス席など全部で82席を用意。木材を多用し、吹き抜けの天井やゆったりと配した席で開放的な落ち着きのある和モダンの店に仕上げた。

 コーヒーは、コーヒー鑑定士の協力を得て、「サンドイッチとの相性がいい」という味を研究。数種類のコーヒー豆それぞれに合った焙煎(ばいせん)後にブレンドすることで、「豆それぞれの個性と調和を楽しめる」という「果実屋ブレンド」(539円)を作り上げた。メニューはほかに、客席で仕上げる「生搾りモンブラン」(1,639円)、パフェ、フルーツティーなども用意。テイクアウト用のサンドイッチ、ゼリー、食パンなども取りそろえる。

 同社事業開発責任者の廣瀬雅孝執行役員は「おいしいフルーツが食べたい時、ちょっとぜいたくしたい時、ゆっくりしたい時などに最初に思い出してもらえる店、わざわざ訪れてもらえる店になれれば」と話す。

 営業時間は8時~18時。

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