調布市と三鷹市にまたがるエリア一帯を「奥深大寺」と名付けたまちの魅力を広く発信するウェブメサイト「奥深(オクジン)」が7月1日、公開された。
同サイトは、市民有志が発足した合同会社「パッチワークス」が運営。2022年4月に調布市深大寺東町に開業した商業施設「ブランチ調布」の運営協議会「F-Harmony」も地域の活性化に貢献することを目指して協力する。
同サイトでは、深大寺より北側に位置し、調布駅と三鷹駅から離れた住宅地が広がる地域を奥深大寺と名付け、この地域で活動する人のインタビューを通じて、その魅力を発信する。
同社代表の薩川良弥さんは「この地域は農地が広がり、個人宅をリフォームした洋菓子店や陶芸教室など、生産者や運営者の顔が見える場所が数多く存在する。そうした、まちの顔となる方々のインタビューを通じて、奥深大寺ならではの魅力を発信していく」と話す。
今後は同サイトと連動したイベントやオリジナル商品の開発など、さまざまな企画を行う予定。薩川さんは「まちの活性化に向けて、地元の関係者や住民と協力しながら、新たな活動が生まれる環境を整えることが、このサイトの存在意義。イベントやワークショップなどの企画を通じて、地域住民の方々と一緒に、このまちの魅力を創造していくことができれば」と話す。