府中市内各所を舞台にしてライブ演奏や音楽パフォーマンスを披露するイベント「けやき音楽祭2023 JAZZ in FUCHU（ジャズ・イン・フチュウ）」が10月22日と11月4日、開催される。

洗足学園音楽大学ジャズブラスガンボによる「パレード」

　今年で16回目の同イベントは、音楽を愛する市民が実行委員会を設立・主催し、昨年は約3万人を動員した。運営や会場提供などは、地元商店会や多くのボランティアによって支えられている。

　10月22日は京王線府中駅・東府中駅・分倍河原駅の周辺にあるストリート会場やカフェ、ホールなど20会場で、バンド約130組が演奏する。ジャンルはジャズを中心に、フュージョンやボサノバ、ブルース、ポップスなどさまざま。「府中の森公園」「みずほ銀行前」では、聴衆も一緒にボンゴやジャンベなどの太鼓を輪になってたたく「ドラムサークル」を開く。けやき並木通りでは、洗足学園音楽大学ジャズブラスガンボによるパレードを行う。飛び入り参加で自分の楽器を演奏することもできる。

　11月4日はルミエール府中で、バント10組が演奏を披露する。同イベントのアドバイザーで府中市在住ジャズクラリネット奏者の谷口英治さんが率いるバンドも出演する（10月22日はバルトホールで出演）。

　実行委員長の市川さんは「街のあちこちで響く音楽に自然と人が集まり、音楽を楽しむ人々の笑顔が広がる。そんなイベントを目指しこれまで開催してきた。当日参加で一緒に演奏を楽しむセッションコーナーもあるので、ぜひ自分の楽器を持って来場して」と呼びかける。

　観覧無料（カフェは飲食代が必要）。10月22日の総合案内所は、フォーリス前のけやき並木通りに設ける。案内PR会場は、大國魂神社前の「府中けやきテラス」と分倍河原駅前の「Bistro on outdoor nature」。10月22日は府中駅周辺で交通規制あり。