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調布の姉妹都市・長野県木島平村のアンテナショップ「新鮮屋」が20周年

木島平村のアンテナショップ「新鮮屋」店長の桑原美枝さん、創業当初から働く宮川さん

木島平村のアンテナショップ「新鮮屋」店長の桑原美枝さん、創業当初から働く宮川さん

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 調布市の姉妹都市である長野県木島平村のアンテナショップ「新鮮屋」(調布市小島町1、TEL 042-489-3610)が10月28日で20周年を迎える。

木島平村アンテナショップ「新鮮屋」で販売するコシヒカリが収穫される田んぼは新米の季節

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 木島平村直営のアンテナショップとして、調布駅近くの通称「調布銀座」に2003(平成15)年にオープンした同店。調布市と長野県木島平村は両市村の発展を目指して1985(昭和60)年8月に姉妹都市盟約を結び、調布市内の中学校が木島平村にスキー教室に訪れるなど、交流を続けている。調布駅周辺は再開発が進み、店の隣にあった線路が地下に移設されるなど大きく変化したが、同店は変わらずに木島平村の魅力を届ける店として営業を続けてきた。 

 取り扱うのはコンクールで受賞経験のあるコシヒカリ、野菜や果物、野沢菜漬けやリンゴジュースなど、木島平村の旬の農産物や農産加工品などで、村から直送して販売している。東京で見かけない農産物などが入荷することもあり、「自分自身で食べてみて、特徴や調理方法などを客に伝えることを心がけている」と店長の桑原美枝さん。今年5月には、新たな試みとして、木島平村で栽培された大豆を使い、調布市内で製造した豆腐の販売も始めた。

 創業当初は木島平村のことを知らない客も多かったため、「村のことを知ってもらうことが一番の目標だった」と創業当初から勤務しているスタッフの宮川さん。徐々に認知されるようになり、野菜や果物が到着する時間を目指して来店する客や、おいしい食べ方を教えてくれる客も増えた。調布市内の学校では給食で木島平村産の白米などを使うこともあり、「学校で食べておいしかった」と親を連れて米を買いにくる客なども増えたという。

 「季節の変わり目を感じながら、常に新鮮でおいしい野菜や果物を食べられて、とてもぜいたくな、あっという間の20年だった」と宮川さんは振り返る。11月3日・4日には20周年を記念したサービスも計画している。

 桑原店長は「スタッフ皆が木島平村のファン。これからも同じように営業を続け、村の魅力を伝え続けられれば」と話す。

 営業時間は10時~17時30分。日曜・祝日定休。

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