国産牛串やお好み焼きなどを提供する「鉄板酒場三八(さんぱち)」(調布市小島町1、TEL 042-444-3838が10月13日、調布銀座にオープンした。
市内で「つつじヶ丘整骨院」「調布ふだてん整骨院」のほか、世田谷区や杉並区でも整骨院を展開する「リングアーク」が手がける同店。新しいコミュニケーションの場作りのため開業した讃岐うどん・焼鶏居酒屋「まるたか」(布田5)の系列店となる。
大阪府四條畷市出身の店長・小宮寛晶さんは、吉本興業の養成所・NSC東京12期生の元お笑い芸人。夫婦漫才の「宮川大助・花子」に師事し、「ランナーズ」のコンビ名で芸人活動をしながら、バルーンアートの全国大会で入賞するなどの実績を持ち、パフォーマーとしても活動していた。コロナ禍で地方営業が少なくなり、先行きが見えない中、鉄板焼きの経験があった小宮さんにリングアークの関真希子社長から声がかかり、同店を任されることになった。
漫才の舞台で使われるマイクが通称「サンパチ」と呼ばれることや、今年38歳であることから、「自分のこれからのステージは、店内をステージにする」という意味合いを込めて、店名を「三八」と名付けた。
開放感あるオープンキッチンを備える同店の店舗面積は約16.5坪。目の前で調理するカウンター12席と、人数に合わせてレイアウト可能なテーブル16席を用意。内装はツートンカラーで、「高級感とカジュアルさをミックスしたアットホームな空間作りを意識した」という。20人から貸し切りにも対応する。
メニューは、国産牛を使った「A5ランク牛串」(特製バルサミコソースまたは特製バジルソース=900円、わさびしょうゆ=800円)のほか、ベーコンと卵を鉄板で焼いて仕上げる「三八サラダ」(500円~)、「キャベツとチーズたっぷり豚ぺい焼き」(950円)、脱皮したてのエビを使った「ガーリックシュリンプ」(980円)、鶏レバーをごま油と塩で低温調理した「ねぎたっぷり生レバー風」(580円)、「大阪のお好み焼き」(1,080円)などを用意。今後は新メニューも増やしていく。
小宮さんは「皆さんがアットホームなこの店に集まって、家族のような形でお客さん同士がつながっていき、人と人の輪をつなぐ場になれれば」と話す。
営業時間は15時~24時(土曜・日曜・祝日は12時~)。第3水曜・木曜定休。