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調布・仙川に居酒屋新店 保育士が出店、育児情報交換や若者支援の場目指す

居酒屋「さけ めし ねぎし。」看板メニューのローストビーフとオムレツ

居酒屋「さけ めし ねぎし。」看板メニューのローストビーフとオムレツ

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 居酒屋「さけ めし ねぎし。」(調布市仙川町1、TEL 070-2625-1191)が11月23日、調布市仙川駅近く仙川商店街にオープンした。

居酒屋「さけ めし ねぎし。」店主の根岸光司さん

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 現役保育士が育児情報の交換や若者支援の場をつくることを目的に開いた同店。店主の根岸光司さんは、高校生の頃から親に頼らない生活を送ってきた自分と同じような子どもたちを支援する仕事に就きたいと、児童養護施設でも生かせる保育士資格を取得し、約20年にわたり保育士として勤務してきた。保育士の勉強をしながら居酒屋で調理経験を積み、料理を作ることや人に喜んでもらえることの素晴らしさを知り、「自分の店を持つ」という第二の夢をかなえ同店を開いた。保育士の経験を生かし、育児に関する情報交換の場や、親に頼ることができない若者の働き口や支援につながる店を目指すという。

  提供するのは、根岸さん自ら調理する、上司や同僚などに振る舞い「おいしいと喜ばれた」という料理。中でも「好評」のローストビーフとオムレツを看板メニューに据え、苦しい時期を支えてくれた祖母が作ってくれた総菜や、祖父が営んでいた洋菓子店の焼き菓子なども再現。酒類のおつまみにも、しっかりとした食事にも対応できるメニューを取りそろえる。

 店舗面積は約12坪で、カウンター5席とテーブル14席を用意。ロゴデザイン、店内のディスプレー、メニュー表などの制作は同僚や知人の協力を得て、「多くの人が応援してくれてでき上がった店になった」という。

 料理は「ねぎしのローストビーフ」(8枚880円)、「ねぎしのオムレツ」(580円~)、祖母の味である野沢菜のごま油炒め「おばあちゃん」、祖父の味「ガトーショ、コラ!」(以上380円)などを用意。ドリンクは、ビール、焼酎、日本酒、サワー、ワインなどのほか、色とりどりの「バイスサワー」や「ホッピー」など大衆酒場で人気の割り材なども取りそろえる。

 根岸さんは「居心地のよい雰囲気を大切にしたい。お酒を飲みながら子育ての悩み相談や情報交換などの場にもできれば」と話す。

 営業時間は19時~23時(土曜・日曜・祝日は12時~)。

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